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俳優、女優はなぜあれほど“美“なのか

「日本アカデミー賞授賞式」を今夜は初めて見ました。
22年間、何度か目にした記憶はあるけど、当時の自分が何を感じていたかは当たり前に覚えていない。だけど、今日ほど、この授賞式に惹き込まれた記憶はない。
きっと視聴者側の私の知覚が変わったんだろう。

小栗旬、長澤まさみ、菅田将暉、
名前を聞いて知らない人の方が今では少ないんじゃないかと思える程
この情報社会に突出してインパクトあるヒトだ。

視聴者側は一度は浮かんできたことがあるんじゃないだろうか
もし自分がこの人たちの「人生を生きていたら」という不思議な問いを。

“役者“は映画の中で、一人の人の一生の一説を演じる。
本来、私も役者もみんな平等に一つの命、一回きりの人生なんだろうが、

“役者“という仕事をしていると色んな人生を生きれるのではないだろうか。

国民的大女優の綾瀬はるかは、
「4ヶ月間、炭水化物なしで7キロ痩せていたが、1週間後に回想シーンを撮るから、7キロ戻して」といわれたことがあるそう。
これがどれほどの苦労なのか肌感でしかわからないが、今の私には確実には無理だと思った。3日炭水化物を抜くことすら厳しい、、、

でも、それだけ体張って、やってるんだろうな。
私だって、究極、1ヶ月後に7キロ落とさないと、死にます。とかって言われたら落とすと思う。この仕事しないとクビって言われたら3日間寝ずにでも仕上げるだろうし。同じ人間なんだけど、どこに“自分の責任“をかけてるかっていう話なんだと思う。

このアカデミー賞授賞式で、

自分の責任はどこにあるのか、どこにおくべきなのか

を考えることができた。
この画面に映っていた人たちは、自分の中の“美“の上質を求め続けている人たちばかりだろう。それも、ファンや舞台裏の人たちを背負って。

会社で例えるなら、営業かな。脚本家やスタッフさんたちはバックオフィスだ。
私も、会社で“営業マン“になる。
背負う。役者さんたちに比べると努力なんて言葉を使ってはならないと思うほどのちっぽけなあがきしかしていない自分。自己評価できた。

数時間でこんな感情を得られた自分の視座に驚いた。
前に進んでいる感覚。
たとえ数年前にした同じような情報でも、
その期間に経た体験と情報が違うから、視座が変わっていて
全く違うものに見えるこの現象
。面白い

大学卒業して明日からは、社会人でも学生でもないちょっと変な期間。
存分に楽しむ。
自分の中での“美意識を鍛える“期間にしたい。

本や映画、たくさんの作品に触れる、書き留める、感じる。

お読みくださった方々ありがとうございます。

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