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母、毎晩明日のパーティの準備をする

今日は私のストーリーを描いてみようと思う。
私の母は現在51歳。一人っ子。双子の母。断然アウトドア派。高校はカナタイプ部(かなタイピングをひたすらするらしい)。古着屋さんで掘り出し物の良い服を見つける達人。永作裕美に似ていると買い物に出掛けたら必ず言われるのだがかなり童顔。

私の母は、とにかく“破天荒“という言葉が似合う人だ。
一人っ子で生まれ、両親は離婚、母と二人暮らしをしつつ、結婚した人と死別。その後今の父と出会い結婚。双子を出産。祖母の介護。
人生経歴をざっくりお伝えしただけでも、お分かりいただけるだろうが、
その波瀾万丈な人生の中で、それは多くの登場人物で交わったおかげで
とにかく「感情」が

そんな母の口癖は「今が一番幸せ」という言葉。

母はじっと見ているだけで面白い。
仕事で嫌なことがあったら、聞かなくてもわかるくらい落ち込んでいる。
泣きながら私に相談してくることもあった。
(どっちが娘か母親なのかわからない笑)
嬉しいことがあったらそのエピソードを全力で伝えてくれる。
運転中、ふとした瞬間に「お父さんのおかげだわ〜」と言って思い出に浸り始めて感動もしている。
こんなにも自分の感情に素直な人間はそうはいないだろうと思っている。

“若くいたい“という想いが強いので
聞く音楽もSNSで流行しているような物ばかり。
使うLINEのスタンプも。
読む本も。
選ぶ服も小物も車も。
ついつい20代の私が欲しくなるようなものばかり持っている。

父は公務員、別にそんなに裕福でもない。
スーパーでは200円代のお菓子は少し高いけど買おうかどうか3秒は迷うぐらいの家庭だ。
でも、母も父も私たち双子も口を揃えて、「仲良しの家族」だという。
これは四人だれもが生み出しいている環境だ。

いつも母の急な感動話には、誰かへの何かしらの感謝が隠れている。
生かされていることに気づいていて、
きっと誰よりも噛みしめようとしている人だと思う。

毎晩、「明日ももっと素敵な日にするぞ」と思って寝ているようだ。
幸せって思っている以上に曖昧な概念。
人によってカタチは様々。
だからこそ、比較しても意味がない、
幸せを生み出す自分しかいないんだなと今日も感じた日だった。

明日の何でもない日を、どんな「イベント」にしようかな
おやすみなさい☆


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