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さらば(T▽T)アトリパトラとアトリニウス 八ヶ岳Bee-by通信【その漆】

ある日、ホシコさんは呟いた。

最近我が家に来る鳥ときたら、「チュンちゃん、ぽっぽ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ」なんて、東京にいた時と変わらぬメンバーね。(東京と言ってもホシコさんが住んでいたのは多摩地区なので、まだまだ自然豊かで、庭にたくさんの鳥がきていた。)

あのピンクのお口が可愛い愛嬌者のカワラヒワはどこ行ったんだろう。
翌日、1羽のヒワちゃんがやってきて、その後、仲間達がやってきて、今では、ヒワちゃん’ズは、星の花ガーデンの主のように、毎日大暴れ。ハナコさんのお部屋に宿泊したほどだ。

ホシコさんはまたもや呟いた。アトリも以前来てたわね。」

その翌日、雀に混じって、一羽のアトリがやってきたのです。
(本当の話、二日連続の出来事に、ホシコさん自身驚いた。軽くつぶやいただけなのに、、、どうやら、ホシコさんの呟きは、魔法のように鳥たちへと届くようです。)

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「私の名前は、アトリパトラ。その凛とした姿と美しさに惚れ込んで、ホシコさんが名付けてくれましたの。」

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アトリパトラは強かった。物おじせず、サンルームに入ってきて、大暴れしていたヒワちゃん'ズを追払い、ひまわりの種を独占した。

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アトリパトラは、星の花ガーデンの女王のように君臨した。
ホシコは心配した。Beeby@ひよどりといい、アトリパトラ@花鶏といい、うちに来る鳥はなんでお一人様ばかりなのだろう。

ところが、ある日、星の花にたくさんのガングロ軍団がアトリパトラとともに出没した。こいつは誰だ!と調べたら、アトリのオスは春になるとお顔がどんどん真っ黒になっていくという。
メスはアトリパトラだけなので、とっても目立つ。

私は、このガングロ軍団の中から、アトリパトラはどの雄を選ぶのか楽しみにしていた。

ある日、ガングロ軍団は一羽となった。

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「私の名前は、アトリニウス。女王アトリパトラに選ばれし男。決めては、漆黒の顔と輝くオレンジの胸。その美しさは八ヶ岳のアトリNO1と歌われたほどだ。」

その後、アトリパトラとアトリニウスニウスは、仲良く連れ立ってガーデンにやってきた。4月の中旬を超え、この2羽もBee-Byと同じように、渡りをやめ、八ヶ岳に定住するのかもしれない。きっと、そのうち、可愛い子供を連れてこの庭にやってくるに違いない。

ところが・・・

ある日突然、アトリパトラとアトリニウスは突然姿を見せなくなってしまったのだ。。。

アトリ(花鶏)
ヨーロッパ・アジア大陸の北部の森林地帯で繁殖し冬期は南へ渡ります。日本には冬鳥としてシベリアから渡来する。カムチャツカの繁殖地は、大木のあるシラカンバ林であり、太い枝の上に椀型の巣をつくります。

あの小さな身体で、シベリアへ帰ったの?
でもあの凛々しいアトリパトラなら、大空高く、日本海を越えて、きっと彼の地へ無事到着しているに違いない。

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それにしても、渡りを忘れて、木の上で居眠りしている呑気なBeebyΣ⊙▃⊙
バナナ食べてるメタボなBeebyΣ⊙▃⊙

少しはアトリパトラを見習いなさい!!

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ホシコさんは、アトリパトラが挨拶もなく去ってしまったことに、心を深く痛めているようです。
アトリパトラもきっと別れが辛かったのでしょう。
でも、来年は、またガングロ軍団をつれて、星の花ガーデンにやってくると僕は思う。Σ⊙▃⊙

さらば、アトリパトラ。さらば、アトリニウス。
また来年の冬にお会いしましょう♪
ハナコさんがたくさんひまわり育ててひまわりの種とともに待ってるからね♪Σ⊙▃⊙ (≖ ‿ ≖)(≖ ‿ ≖)

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