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始まりは シロクマ文芸部

始まりは
赤ちゃんやこどもの夜泣き

たんなる生理的なもの
ねむいのにねごこちがよくないよー
おなかすいたー

つかれすぎてねむれんー
ちからがあまってねたくないー
さむくってあたまいたいよう

とか
体調見たり
部屋の環境
たべすぎおなかすいてる
おさんぽし過ぎでコーフン
しなさすぎ

そんだけのこともある

あと
しゃべれないから

だっこしてるおかあさんがつかれてて
どうしよう
なんかワタシのせいでつらいよう
おかあさんもねむればいいのに

いまあついから
おかゆよりもさっぱりしたもの
このまえたべておいしかったのがあったのに
(むぎごはんがいいよう)

なんてね

そして
あっちからきたばっかしだから

こっちのせかいって
わかんない
じぶんはちいさくて
じたばたしてるひととして

ていねいに
ぞんざいに
ほほえまれて

わたしをみて
こまったりおもしろがったりするけど

ちいさくてもしゃべれなくても
ちゃんと
かんじてるし
いきてるのにー

こっちのせかいでつくられた
ことばをはなさないとつうじないんだなあ

きょうあったこと
いみがわかんない
いみがわかんないとくるしくて
くるしくて
びっくりしてなけるんだ

だっこは
くるしいときもあるけど

あったかくて
よくねむれる

ないてつかれたから
ぐっすりねむろう

おかあさんもおひるねしてげんきでいてね

おおきくなって
いろいろしたいな

大人もいっしょで

だっこする じぶん

うちゅう
ちきゅう

ゆうじん
かぞく

だっこがぐるぐるまわる

 
 
 11年前に書いたもの。
夜泣きは
気持ちのあらわれのはじまりかなと感じて。

 noteの街の詩を散歩してたら、シロクマ文芸部を見つけました。ねこっちさんのところでもお見かけするので、また背中を押された気持ちになり、新しいことをしてみます、ふー。
 (ねこっちさんは、わたしが迷っていたり不安なときに声をかけて下さっていて、他の方にもたぶんそうなんだと思います。自然とそういうタイミングにスススっと動けるのはすごいことです、御本人は、はてな、と思ってるかも)
 
 


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