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台湾でお花見に行ってきました

今日の中国語◆櫻花

発音 イン ホァ 
意味 桜


大家好!台湾中部の都市台中市から、本日は台湾のお花見についてお届けします。

日本でもそろそろ桜のニュースが出てくる季節でしょうか?
台湾では早いところで、1月下旬から桜が咲き始めます。農暦(旧正月から始まる暦)を基本とする台湾では、春節(ツゥンジエ)とも呼ばれる1月末から2月頃にある旧正月が過ぎると、春の訪れを感じられるようになります。そして、それと共に桜も咲き始めるので、暦と季節がとても合っている気がします。

台中市内や星のやグーグァンからデイトリップで行くことができる、台中周辺のお花見スポット2箇所に行ってきました。ソメイヨシノのお花見の雰囲気とはまた違う、南国のお花見をご紹介します。

■九族文化村(日月潭)

九族文化村 ロープウェイの上から


こちらは、台湾の原住民族の暮らしや歴史を紹介する原住民エリアと遊園地エリアがあるテーマパークです。園内の至る所に様々な種類の桜の木が植えられており、その数は数千株にもなるそうです。毎年「九族村桜祭り」が盛大に開催され、お茶会などのイベントが盛大に行われます。

ウリボは2月10日に訪れ、色の濃い寒緋桜が満開から少し散って8割残っている具合でした。寒緋桜の他にも、吉野桜、富士桜が植えられており、こちらはまだ5分咲きくらいといったところ。少し時期がずれても、何らかの桜を楽しめるのがこの場所の魅力です。また、桜祭りの期間中は夜間のライトアップも行っており、色が濃い寒緋桜ならではの幻想的な雰囲気が楽しめます。

台中エリアで有名な日月潭(サンムーンレイク)へ、ロープウェイでも行ける好立地なので、一緒に訪れるのがおすすめです。

■后里(ホウリー)エリア

中科崴立櫻花公園


こちらは台中市の北部にある町で、台湾経済を支える科学技術系の企業の工場が立ち並ぶ場所なのですが、桜もたくさん植えられており、季節になると台中っ子達がお花見に訪れるスポットになっています。
桜が多く見れるおすすめエリアは2カ所。
1. 泰安派出所
派出所の名の通り、警察の派出所(交番)なのですが、この周りの道沿いにたくさんの桜が植えられており、桜祭りも開催されるほどのお花見スポットになっています。
筆者は、2月18日に訪れ、寒緋桜がちょうど満開でした!ちょっとした屋台なども出ているのですが、日本とはもちろん並ぶ商品が違い、杏仁茶やソーセージが売られています。
2. 中科崴立櫻花公園(WELE桜公園)
こちらは、日本のトヨタとも関連のある機械製造会社の大きな工場の公園というちょっと面白い場所。工場の横に広い公園があり、園内にはたくさんの桜が植えられています。トップ画像の桜はこちらの公園で撮影したもので、ちょうどこちらも満開で、たくさんの人が訪れていました。
泰安派出所と中科崴立櫻花公園は自転車で15分ほどの距離なので、Youbike(シェアバイク)での行き来もできて、半日ほどでお腹いっぱい桜を楽しむことができます。

台湾では、ピクニックマットを広げてお酒を飲む宴会スタイルのお花見を見かけることは少なく、お茶などを飲みながらゆっくりお散歩したり、写真を撮っている人がほとんどなので、旅行中のお花見でも気負わず行けるのがいいところ。ぜひちょっとだけ足を伸ばしてローカルの花見を楽しんでみてはいかがでしょうか?

交通情報


1. 九族文化村
台中駅から:タクシー約1時間もしくは電車+徒歩2時間強
星のやグーグァンから:タクシー約1時間45分
2. 后里エリア
台中駅から:タクシー約50分もしくは台湾鉄道+徒歩約1時間
星のやグーグァンから:タクシー約1時間30分


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