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台湾フルーツ日記#5

黄金果 4月〜5月

黄金果、日本語にあえてするならゴールデンフルーツだろうか。
まん丸い、ツルツルとした明るい黄色のフルーツは日本では間違いなく見たことがない果物。

朝の市場を歩いていた時に、たまたま見かけた黄色い色に惹かれて一つだけ買ってみた。

売ってくれたおばちゃんが冷やして食べるとおいしいよ、と教えてくれたので冷蔵庫でしっかり冷やしてから半分に切ってみる。
すると中には予想外のツルツルの実が詰まっている。なんだなんだと思いスプーンで掬ってみると、ぷるんとしたまるでゼリーのような食感。

一口食べてみるとその見た目を裏切らない、優しい甘さと爽やかさが広がる天然ゼリーのような味。柑橘系のフルーツのように果汁溢れる、という感じではないけれど、間違いなくみずみずしい。

調べてみると、もともとマレーシアなどの国で栽培されているフルーツで、台湾にも近年入ってきたものらしい。
屏東(ピンドン)という、台湾でもより温暖な南の方での生産量が多いまさに南国のフルーツ。
台中の市場では本当にピンポイントで、4月の中頃から5月中のみに売られている。

去年美味しかったのを思い出して、今年も楽しみに買ってみた。
やはり期待を裏切らない美味しさ。
こうやって新しい好きなものが増えていくのって楽しい体験。

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