台湾交通の手引き 新幹線・高鐵編
今日の中国語◆高鐵
意味 新幹線
発音 ガオ ティエ
新幹線駅は各都市のメイン駅から離れている
なによりも最初に、台湾の新幹線についてお伝えしたいのはこちら。
それは、台北駅を除いて、他の都市の新幹線駅は基本的にメインの駅から離れています。
日本の東海道新幹線の新横浜駅とJRの横浜駅の関係と考えるのが一番わかりやすいです。
たとえば台中の場合、高鐵台中(新幹線台中)駅は、国鉄の台中駅から、ローカル線で4駅12分ほど、タクシーで20分ほどの距離にあります。
また、新幹線の駅がある場所は通常少し街中から離れていることが多いです。これは台南でも高雄でも同じで、だいたい車で20分ほど離れています。
ですので、新幹線を降りて少し台中市内で遊んでから、星のやグーグァンに行こうと思っていても、あら?新幹線の駅の周り何もないわ。となってしまいます。
そしてなんとか街中にでたのはいいものの、予新幹線の駅に出発で予約した送迎車に乗りに戻るという事が発生しかねません。
もしも、星のやグーグァンにホテル手配の送迎車でお越しの際には、新幹線の駅のお迎えではなく台中駅のお迎えにしておくと便利です。
チケットの買い方1,2,3
新幹線のチケットの買い方は、ほとんど日本と同じ。
駅の窓口、駅の券売機、オンラインなどで購入が可能。
券売機には英語もあるので、旅行に来た時に一番使いやすいのは券売機かもしれません。
おすすめはオンライン
しかし、週末の台湾の新幹線チケットは、当日だと結構な確率でいい時間は売り切れてしまいます。
そこで便利なのが、オンライン購入。
以下のサイトはオフィシャルの新幹線チケットのサイトです。日本語も選べるので、迷うことなく購入できると思います。
オンライン予約サイト
券売機の使い方
まずは画面にタッチ
次にEnglishを押して、英語にしてしまいましょう。
(駅名などは日本人的には漢字のままの方がわかりやすいかもしれません)
その後のは、画面に表示される内容に沿っていけばチケット購入が可能です。
ちなみに、上の表示は「自由席」は「自由席」でそのまま、「對號座」は「指定席」、「取票」は予約したチケットの受け取りです。
支払いは、現金以外にVISA、Master、JCBのクレジットカード、Apple Payなども利用が可能です。
改札を通る時の注意点
オンラインでチケットを購入したは場合は、スマートフォンに保存したQRコードを改札機にかざします。
もし券売機や窓口で購入した紙のチケットの場合、チケットを入れると、当然出てくるのですが、ここで日本人的に大きな違和感があります。
それは、入れた場所のすぐ上からチケットが出てくる→ゲートが開くという順序なところ。
なんとなくチケット入れる→ゲート開く→その先でチケットを取る。という流れに慣れていると、あれゲート開かない?となります。
若干慌ててますが、ここは心を落ち着けて、チケットをとりましょう。そうすれば道は開きます。
また、チケットを取る事でゲートが開くシステムは、駅を出る時の改札にも影響しています。
日本の改札機は、出る時にはチケットを吸収することが多いですが、台湾では必ずもう一度出てきます。(チケットを取らないと改札から出れません。)
ここも心を落ち着けてチケットを回収し、ぜひ旅の思い出にしてください。
駅弁は営業時間が短め
日本で新幹線に乗る時、駅弁を食べるのも一つの楽しみではないでしょうか?
安心してください。
台湾にも駅弁があります。
空港からすぐに新幹線に乗り換える、というスケジュールの方には、すぐに台湾の味を味わえるので、とてもおすすめです。
漢字は、新幹線=高鐵、弁当=便當
東京駅などでは朝6:00くらいから、数々の駅弁が並んでいますが、朝ごはん屋さんがたくさんある台湾では事情が違います。
お弁当は11:00〜13:00、17:00〜19:00での販売が基本。台北駅の常設店ではもう少し長い時間売っているところもありますが、台中や台南などは、こういったスタンドで、時間限定で販売されています。
この時間限定が、まだ温かい駅弁の秘密でもあります。台湾の方はあまり冷たいもの食べるのが好きではないので、こうなったのかもしれません。
さあ、いざ乗車!
台湾の電車のホームは「月台」といいます。電光掲示板で、自分のチケット電車が何月台にくるのか確認をしてホームへ。
台湾の新幹線は台北から、高雄区間の南北にしか走っていないため、「月台1」の表示のほかに、「南下」、「北上」という表示がある場合もあるのでご参考に。
希望の時間の指定席が満席で、自由席を買ったけれど、絶対に座りたい!と言う場合には、早めに並んでおくのも1手です。
台北から台中行きで台北乗車の場合は、20分くらい前に並んでおけば大抵座れます。(週末は30分前推奨。)
また、新幹線内では旅行者に嬉しい無料Wi-fiが車内で使えます。
移動中に次は何食べようかな、なんて検索が捗りますね。
日本の技術も使われている台湾の新幹線。
乗車しているとに日本をふと思い出します。
台湾の新幹線開発時の日本と台湾の合同事業はドラマにもなった『路』という小説でも読むことができます。
星のやグーグァンのライブラリーラウンジにも本を置いていますので、ご滞在中に読んでみてください。
私のプロフィール
2012年、星野リゾートに入社し、星のや軽井沢で2年サービスチームとして働く。軽井沢ライフの楽しみはトンボの湯とピッキオの生態アクティビティ。ムササビについて謎に詳しい。
その後、マーケティングチームに異動をし、リゾナーレ小浜島、西表島ホテル、リゾナーレ八ヶ岳、リゾナーレ熱海、星のやバリ、星のや東京、星のやグーグァンのマーケティングなどを担当。
飛ぶように過ぎた7年後、海外施設運営をサポートするチームへの異動を経て、星のやグーグァン現地へ異動。台湾のおいしいものに囲まれて、この1年半で大きく成長中。
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