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最高トゥースな夜であるがゆえに

時々、無自覚にバズってしまうことがあります。 2023年12月18日。noteに「オードリーから気持ちが離れていった2023年」と題した文章を書き、アップロードしました。noteはブログのようなものだと思っていて、日記くらいのつもりで書いています。書いた内容を要約すると以下のようなことです。 私はオードリーのラジオ番組「オールナイトニッポン」を2009年の初回放送から欠かさず聴き続けるほどのファンでした。彼らが出演するテレビ番組も大好きで、それらを視聴するのはもはや生活の

    • オードリーから気持ちが離れていった2023年

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      • 無量寺に襖絵を見に行ってみたい人に「取材ディレクターが教える串本の旅行ガイド」

        和歌山県串本町の無量寺まで、芦雪や応挙の作品の数々をご覧になりたい方にアクセス方法や周辺の飲食店、観光情報など私の経験を元にご紹介いたします。 ちなみに私、初めての串本旅行を前にわくわくした気持ちを抱えつつ『まっぷる南紀』を購入したのですが、紙面には全く「無量寺」が紹介されていませんでした。えー!? そんなにマイナーな存在!? でも現地に行って、龍図と虎図を間近で見て、 来てよかった!超最高! 素晴らし過ぎる! ここに来ないと、こうは見られないし、気になっている人が

        • 何度も何度も録画を見た「嶋佐オアシス」

          もう去年の話なんだ。 2022年6月30日放送らしい。 朝のTBS「ラヴィット!」で、ニューヨーク嶋佐さんが生バンドを従え、自らもギターを掻き鳴らし、Oasisの『Don’t Look Back in Anger』を歌い上げた。 経緯は詳しく知らなかったが、共演者の横田真悠さんの誕生日を祝う企画の一環だったという。 横田さんは、その生ライブに感動して涙していた。 テレビの前のぼくも、なぜかめちゃくちゃ感動していた。 ぼくはOasisを全然知らないのにだ。 ぜーんぜ

        マガジン

        • お笑い周辺
          3本
        • ロケVTRの教科書 3本セット ①撮影編②構成編③企画発想編
          3本
          ¥5,000
        • 映画感想文
          3本
        • 奥田泰監督
          4本

        記事

          「企画書の書き方」講座 

          年中、何かしらの「企画募集」を迫られている気がいたします。 テレビ局の編成からは、ゴールデンやプライムタイム、深夜の新番組、改編期の特番などの企画募集がしょっちゅうあります。民放だと営業局からの企画依頼もあり、狙っているスポンサーに向けた番組を求められることもよくあります。 何かしらのレギュラー番組に就いていると、先々のラインナップを埋めていかねばならず、それもある種の企画募集と言えます。 スタジオでVTRを見るタイプの番組などは、報道番組にせよ情報番組にせよ、常にその

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          「企画書の書き方」講座 

          ¥500

          『サンクチュアリ 真べぇvsケツ』配信視聴

          面白かった!! シリーズ最高傑作だ。 まだの人は一旦、情報を遮断して、ニューヨークチャンネルの「真べぇvsケツ」の動画を全部見た後、見逃し配信を見て欲しい! 裏切らない面白さを保証できる!! 私はリアルタイムで配信を見て、2時間ほど置いてアーカイブでもう1回見て、翌日もう1回見た。 何度見てもめっちゃ面白かった!! 『ザ・エレクトリカルパレーズ』、『さよなら花鳥風月』、『シン・りょう』、『東京15期未解決事件』ときて、最新作『サンクチュアリ 真べぇvsケツ』。奥田泰

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          『サンクチュアリ 真べぇvsケツ』配信視聴

          ¥100

          落研時代

          放送作家の鈴木くんに、ぼくが昔、大学生の頃に落語研究会に入っていて、落語を覚えて演じたり、漫才を書いて舞台に立っている話をしたらやたら食いついてくれた。 「ドラマになりそうな話ですね」なんて言う。 「いや、ならないよ」と当人は思う。 「でも確かに、登場人物が有名になってきたかもね」「そうですよ!」 じゃあ、まぁ、話すけど。面白いかどうかは分からないよ。 そもそもは高田文夫先生への憧れから進学した日大芸術学部放送学科であり、日芸落研。 これはそんな日芸落研で春風亭一之

          落研時代

          【イスラエルの思い出】藤子不二雄Ⓐ先生とルネ・マグリットとぼく

          哀しみのオンエア番組の放送中に「緊急ニュース速報」が入ったりするのは、制作者にとってはわりと悲しいことなのです。   どれだけ画にこだわり、ナレーションや音楽にこだわり、細かく細かく番組を作っていったか。「今のテロップ、グラデとシャドウ入れて、ちょっと小さめで左寄せで!」「SEのタイミング、15フレ下げれるかな?」なんてことを繰り返して1回の放送番組が作られるのです。 撮影の時点でだって、満足いくまでカメラマンに撮り直させることだってしばしば。現場が多少険悪なムードになって

          【イスラエルの思い出】藤子不二雄Ⓐ先生とルネ・マグリットとぼく

          『東京15期未解決事件』配信視聴

           ニューヨークの事は勿論、大好き。  ゴールデンラヴィットでオーケストラを従えた嶋佐OASISには、ウオォオオオオ!!と熱いものが込み上げてきた。  ただ、『東京15期未解決事件』は、奥田泰監督の最新作だと思ってる。  奥田さんの新作見なきゃ!って気分。    過去作を経てきて、私は完全に奥田泰監督を信頼している。  こんなエンタメジャンルを他に知らない。  これは「ニューヨークofficial channel」が開発してきた特殊なエンタメだとしみじみ思う。『ザ・エレクト

          『東京15期未解決事件』配信視聴

          大乗寺に襖絵を見に行ってみたい人に「取材ディレクターが教える香住の旅行ガイド」

          香住の大乗寺まで応挙一門の障壁画をご覧になりたい方に、アクセス方法や周辺の飲食店、観光情報など、私の経験を元にご紹介いたします。 アクセスの悪さが文化財を守った亀居山大乗寺の住所は、兵庫県美方郡香美町香住区森860、であります。なかなか行かない場所ですよね。でも、このアクセスの悪さが国宝級の絵画を守ったと言えるのです。 山下裕二先生は大乗寺を「丸ごと国宝にすべき日本一の障壁画空間」と評した流れで、「京都あたりには貴重な襖絵のお寺とか、沢山ありそうな気がするでしょ?」と私に

          大乗寺に襖絵を見に行ってみたい人に「取材ディレクターが教える香住の旅行ガイド」

          「新作落語台本発表会」の感想と分析

           2022年11月25日(金)池袋演芸場で開催された「新作落語台本発表落語会」に行ってきました。後輩が書いた台本が選ばれたのです。  日大芸術学部に通っていた私ですが、大学3・4年生の時は母校ではなく法政大学落語研究会に籍を置いていて、そこで仲良くなった1つ下の後輩が牧田くんです。彼が近年、いわゆる「公募」の投稿職人になっており、広告コピーを書いたり川柳を書いては数々の賞を受賞していました。ツイッターで見かける彼の作品は「謎かけ」をベースにしたものも多く、落研時代に培ったも

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          「新作落語台本発表会」の感想と分析

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          「ランジャタイ×ダイアン津田さん」の衝撃と余韻

           2022年10月8日(土)に放送された「お笑いの日2022」。ランジャタイ×ダイアン津田さんのコラボネタがちょっと面白すぎて困りました。  ずーっとその余韻を引きずっています。  何度も何度も見たくなって、真夜中にTwitterやYouTubeにアップされた違法な切り抜きなどを見ては「これこれ!」とニンマリしたりしました。  よくないですね。  中毒症状です。  私のような人は今すぐそれをやめましょう。  TVerにはオフィシャルな動画がアップロードされています。

          「ランジャタイ×ダイアン津田さん」の衝撃と余韻

          怪作で傑作! 映画『さかなのこ』

          こんな映画、観たことない! 当初、観るつもりなんてなかった。 だって、さかなクンに興味ないし。 甲高い声でギョギョギョギョ言ってるのはメディア向けのキャラだとしても、わりとキツイと感じるほうだし。 だけど、なにやらTwitterで褒めている人が多かったので気になって観に行くことにした。 のん(能年玲奈)がさかなクンを演じると言う。ジェジェジェからギョギョギョか。なんて思いつつ予告も見ずに近所のTOHOシネマズへ。 結構客が入っている! 普通に面白い。 時には声を出

          怪作で傑作! 映画『さかなのこ』

          現役TVディレクターによる『もっと面白くなる!ロケVTRの教科書③企画発想編』

          『もっと面白くなる!ロケVTRの教科書』撮影編と構成編を書いたところ、少なからず反響がありました。(まだの方は、そちらも是非です。)  これらはあくまで基礎編でした。  構成編は特に「型」のようなものです。  この型通りにVTRを手掛ければ、とりあえず合格点のものが作れます。なにしろ中身は、数多の先輩テレビマンが築き上げてきた演出論のいいとこ取りです。間違いありません。  ですが「構成編」の最後で少し触れましたが、世の中に出回る動画には色々な形式があります。  理屈抜き

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          現役TVディレクターによる『もっと面白くなる!ロケVTRの教科書③企画発想編』

          ¥2,000〜

          「シン・りょう」とは何か? (加筆版)配信ライブを見終えて

           吉本の芸人、ニューヨークのYouTubeチャンネルでまた異様なムーブメントが起きている。乗り遅れてる人も多くいることだろう。ここで大雑把に概略を説明したい。  (*概略は無料でお読みいただけます)  主人公は「小虎」というコンビの「りょう」26歳である。ぽっちゃり系の男の子だ。  りょうは素人時代からニューヨークが大好きな生粋のお笑いオタクである。単独ライブに行き、出待ちをしてサインを貰うくらいニューヨークのことが好きで、リスペクトの気持ちは芸人になった今も変わっていない。

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          「シン・りょう」とは何か? (加筆版)配信ライブを見終えて

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          現役TVディレクターによる『もっと面白くなる!ロケVTRの教科書②構成編』

           大学4年の後期からADとして働き始め、そのまま制作会社に就職しました。正社員になった最初の月、家に帰れたのはたったの4日。密着取材の収録ベーカムをVHSに起こし、キャプションを取ったり、インタビューを書き起こしたり。ロケの準備をして時には現場にも同行。深夜になるとオフラインブースにダンボールを敷いて寝ました。  ディレクターとして、初めて7分くらいのコーナーVTRを作らせてもらったのが24歳。ダイエット特番の密着取材でした。  深夜のアイドル番組の担当になり、オンエア1回

          ¥2,000〜

          現役TVディレクターによる『もっと面白くなる!ロケVTRの教科書②構成編』

          ¥2,000〜