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選手に棲むか、球団に棲むか~移籍した選手に思うこと~

Twitterのフォロワーさんのフォロワーさんが呟いていて、いいねが回ってきてたまたま目についたのがこの表現。

自分は選手or球団、どちらに軸を置くか考えるシーズンオフになるかもなぁというつぶやき(ニュアンス的にこんなのだった)。

選手に棲む=好きな選手を中心に応援する、球団に棲む=好きな球団を応援するということ(だと解釈した)。

わかりやすくするためにヤクルトの村上宗隆選手を例にしてみる。

「村上選手がとても好き!他球団へ行ったら他球団についていく!とにかくどこのチームへ行っても村上選手を一途に応援する!」が、「選手に棲む」応援スタイル。

「ヤクルトというチームが好き!村上選手も含めてスワローズを応援する!村上選手が移籍してもヤクルトを応援!」が、「球団に棲む」応援スタイル。

どちらに棲むかはあくまでも個人の自由、個人の応援スタイルなので、正解もまちがいもない。自分にあったほうで応援すればよい話である。

推し選手のトレード

かくいうわたしは、圧倒的に「選手に棲む」タイプの人間である。そう思い知らされている今日この頃である。

中継ぎと左腕投手が球団問わず好きな典型的な「選手に棲む」タイプと自負している。
中でも、齋藤綱記投手が1番好きである。

笑顔がとても素敵です。
(撮影:筆者)

オリックスの劇的な日本一で幕を閉じた2022年のシーズンオフ、FAやトレードや移籍が例年以上に活発なストーブリーグ。

どちらかといえば今年から導入される現役ドラフト制度の対象選手になるのではと、ひそかに戦々恐々としていた。「12月9日(現役ドラフトの日)来るな!」と思っていたほどである。

戦々恐々としていた日々は日本シリーズ終了後10日ほどで終わりを告げた。

日本ハムの石川亮選手とのトレード。

Twitterで第一報を知った瞬間、ツイ廃の人間はスマホと昼食を放り出しふとんにもぐって号泣した。

北海道も鎌ヶ谷(日本ハムファーム本拠地)も、関西からめっちゃ遠いやん。キャンプも沖縄やし遠いやん…。今までみたいに球場へ応援に頻繁に行かれへん…

オリックスでファーム漬けになるよりは、地元球団で活躍してくれたほうがいい(札幌出身の道産子)。本人も前向きだし。新庄監督はわけへだてなくチャンスをくれて、選手のこともよく見て助言しているし。

他にもさまざまな感情がわいたけれど、大きくわけてこの2つが、トレードから3週間たった今までに浮かんだ感情である。

正直言ってまだ気持ちの整理はついていない。
いつつくかもわからない。

西は筑後、東はナゴヤ球場へ遠征し、ファーム地方球場開催試合は7球場中4球場制覇、オリックス一軍が優勝争いしている最中にファーム大感謝祭を優先し、日本シリーズの最中に宮崎フェニックスリーグに足を運ぶという、ホークス球団に棲んで20年の彼氏から「なぜそっちに行くん?」と言われるレベルに齋藤投手を追いかけていたから無理もない。

オリックスが関西球団であるがゆえ、数えたら20試合近く球場へ応援に行っていたのに、来年から遠い球場がゆえあまりいけないというのが、自分の心を1番しんどくさせている理由だと思う。

もちろんファーム交流戦もあるし、一軍帯同すれば京セラドームやほっともっとフィールド神戸でオリックス戦はあるし、中日との交流戦は2023年はバンテリンドームなので名古屋へ行くことも可能である。

でも寂しいんだよな…(以下ループ)。

来シーズンどうする?

選手に棲む人間、齋藤綱記さんが行くところについていくので、日本ハムのファンクラブに入った。効力は来年からなので、とても楽しみである。

オリックスのファンクラブは、継続するか迷っている。日本一効果、吹田の主婦(山崎颯一郎投手)人気急上昇で、行きたい日にチケットが取れない可能性があるし、齋藤投手以外にも応援している選手がいるし、彼氏のためにホークス戦をとる必要もある。

ゆえに入る気がする。

オリックスも日本ハムも若い選手がのびのびとプレーしている環境かつ、のびしろしかないチームなので応援が非常に楽しみである。

選手に棲む全ての方へ

何度でもいうが、齋藤投手が移籍したことに関しての気持ちの整理はまだ完全にできていない。

日本ハムのユニフォームを着ている姿を見れば一区切りつくかと思ったがつかなかった。

日本ハムのファン感謝祭できつねダンスの耳をつけて踊っている姿を見たらさすがにつくと思ったけれどできなかった。

同日のオリックスファンフェスに行って楽しかったし、ロイド・フォージャーのコスプレをしたK-鈴木投手がかっこよすぎて推しになったし(齋藤投手とも仲良かった)、山田修義投手が楽しんでいる姿を見れてよかったし(齋藤投手がお世話になった先輩の1人)で満足だったけれど、それでも齋藤投手がオリックスにいない現実に寂しい思いをしていたのは否めない。

K-鈴木投手によるロイド・フォージャーコスプレ
(撮影:筆者)
背番号57の選手が山田修義投手です。
(撮影:筆者)

もうこうなれば、沖縄キャンプで投げているところを見て気持ちと決着をつけなければならぬ。そのための資金貯めような。

トレードが発表されてから、仲の良いTwitterのフォロワーさんに心配していただいたり、申し送り事項をツイートしたら日本ハムファン・オリックスファンの方からたくさん反応していただいたり、日ハムファンの方から「期待しています!」とコメントを頂戴したり、思いがけない方からありがたすぎるメッセージをいただいたり、ファン感謝祭の日に日本ハムファンの方がツイートして下さっているのを見たりといろいろあったこと、感謝です。

あと、家では気持ちを吐き出せないので(彼氏からは「早く気持ちを切り替えないと選手に失礼」と言われているから泣けない)、通っている心療内科で全部気持ちを吐き出して、少しは気持ちは楽になった気がする。

泣きたいだけ泣いたらよいと言われたのは救い。心の専門家から見たら、「その心理状態で日常生活を送れていたのはすごい」らしかったようで。心の不調が身体の不調に繋がっている人間、よく生きていたね。

移籍した選手を応援している同志のみなさんへ。

気持ちの折り合いをつけるのに時間はかかるけれど、それでも大丈夫。ゆっくり時間をかけて気持ちを消化していけばいい。

泣きたかったら好きなだけ泣いてOK!

フォロワーさんや身近な人に教えていただいたことを踏まえての素直な気持ちです。

以上、お気持ちポエムでした。
観戦の思い出と記録は、おいおい書いていく予定なのでしばしお待ちください。

オリックスユニ姿を最後に見ることができてよかったです

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