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40代、健康について考える

職場の先輩から立て続けに、友人が癌になったという話を聞きました。

「仕事が忙しくて健康診断に行けなかったから発見が遅くなった」

「健康診断で、再検査の通知が来ていたが、時間がなくて行っていなかった。痛みがあって病院にかかったときにはステージ3だった」

40代、50代は職場では働き盛り、責任あるポジションや人に任せられない仕事があるのでしょう。

でも、自分の体のことより大事なことってあるのかな?

立て続けに健康に関する2つの話を聞いて、
責任感が強く、
他の人に迷惑をかけてはいけないと考える
優しい人が多いのだなと感じました。

その一方で、
健康診断の1日さえ、融通をきかせられない人生って、
なんだかつらいなとも感じます。

たった1日さえも、自分のために優先して使えないなんて……。

ふと、この感覚、自分自身に覚えがあることに気付きました。

それは5年ほど前のこと。

はじめての子育てをしているとき。

私が家事育児をしなければ、やる人がいない。
だれも私の代わりにはなってくれない。
だから、私は休めない。
そう思っていました。

心も体も疲れてしまっていたのに、
夫にそれを伝えることもできず、一人で抱えていた日々。

「1日だけでいいから、子どもと離れて自分だけの時間を過ごしたい」
そう思いながらも、
私がやらなければみんなが困ると思い込んでいたのでした。

1日さえ自由に使えない
そう思っていたのでした。

でも、冷静に考えて、
今ならはっきりわかります。

それは、私の思い込みでしかなかったことが。

この日は1日自分のために使う!
と決めて、予定に入れてしまいさえすれば、周りの人は協力してくれます。

もし、協力してくれるはずがないと思うのなら、
それは、周りの人を信用できていない状態。

私は子育てを通じて、
自分を優先するときも必要だと学んできました。

周りの迷惑になるから、
心配をかけたくないから、
がっかりさせたくないから……
など、自分以外の目を気にしすぎて、自分を大切にできていないことに気付くことが度々あったからです。

自分を優先するときをつくることで、
その分、周りの人にも感謝できるし、優しくなれることを体感しました。

自分が休んだら人に迷惑をかける
と考える人は、もしかすると、
他の人が休むことに対して、
許せない、責任感がないと責めてしまうのかもしれません。

自分に優しい人は、人にも優しい。

心と体の健康のために今できること。
それは、自分を優先する日をつくること。
健康診断に行くこと、
心の声を聞いて、自分を労わる時間をつくること
そんな風に思います。

40代、自分の健康にも、周りの人の健康にも気を配れる存在でありたいと思うようになりました。




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