2022.06.26 ピリオド宣言
『この関係を一旦終わりにしたい』
彼からそう言われた。
喧嘩別れではない。
お互い相手のことが好きだった。
でも私達はお別れした。
春から社会人になり、東京と京都で遠距離恋愛をしていた。
2ヶ月に1回会うことにしていて、来週末(2022.7.1-3)会いに行く予定だった。
そのために美容院を予約し夏服を買った。
少しでもかわいいと思ってほしくて。
そんな最中、電話でピリオド宣言。
理由は彼がアタックしたい人ができたから。
会社の同期で、彼氏が求める海外精神や向上心を持っていた方(以後Aさんと書く)らしい。
彼の話によると、Aさんが周囲の紹介で知り合った方ともうすぐ結ばれそうだという話を聞いたときにモヤッとしたらしい。
なぜ心から祝福できないのか、それはAさんへ想いがあるからではないか。
もし彼女がいなければアプローチしているだろう。
ではその自分の気持ちを無視していいのか。
しかし彼女との関係を続けた方がいいのではないか。
そんなことを考え悩んだ末、自分の気持ちに素直になることを選んだのだ。
そしてそれを決めてから、私に伝えてきた。
私から言わせれば、そんなの我儘だ。
自分勝手すぎる。
決めた後に報告するなんて、私はそれに従うしかないじゃないか…。
もう決めたらそこから曲げない頑固な人に私がいくら言おうと変わらないのはわかっていた。
自分で決めたかったのかもしれないけど、せめて相談してほしかった…。
彼も1週間程度悩んでいたようだ。
その時彼のソウルメイトに相談したところ、
『お前はその彼女と同情と愛情、どっちで付き合ってるの?』
と言われたらしい。
その時6:4ぐらいかなと思ったそうだ。
愛情より同情が大きかったのか。
私はその程度の存在だったのか。
私はそんなに同情されていたのか。
そんなことすら知らなかった。
そして同情で付き合っていたのだと知って、どうしようもなく悲しかった。
『Aさんとの結果がうまくいかなかったらどうするの?』と尋ねたら、ソロでいると言われた。
私を大切に思うからこそ保険にしたくないと言っていたけど、それは『君はもう本命じゃない』と言われているみたいで悲しかった。
傷つけたくない、いっそのこと嫌いになってくれた方が楽だったから最近嫌われそうな態度を取っていたと告げられた。
でもそれはつまり割と前からAさんへ気持ちがあったってことじゃないか…。
遠距離恋愛が難しいのはわかっていた。
お互いの負担にならないように、と気を配っていた。
何度も会いたくなったけど我慢してきた。
でもそれは私だけだったのか…。
電話で最後に言われた『さよなら』の言葉が刺さって痛い。
もう会えない、隣りにいてくれない、抱きしめてくれない。
そう思うとすごく辛い。悲しい。
なにより気持ちの整理がつかない。
最後まで彼は頑固で自己中心的で振り回された。
泣かされたこともたくさんある。
でも楽しかった思い出もたくさんある。
だからまだ恨めないし憎めない。
立ち直るのにはもう少し時間がかかりそうだ。
約1年素敵な恋をくれてありがとう。
さようなら。
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