3日で内定!?ボストンキャリアフォーラム体験記
しっかり準備した留学生にとっておいしい就活イベント、ボストンキャリアフォーラム(以下、ボスキャリ)の季節がやってきました。
https://careerforum.net/ja/event/bos/
私が参加したのは2017年ですが、当時ボスキャリの情報をあまりネットで見つけられなかった記憶があるので書いてみようと思います。
情報が古いところがあるかもしれませんが、参考になれば嬉しいです(^^)
一点、ボスキャリで出願してしまうとその後1年間は再度応募できない企業があるので、注意してくださいね⚠
現地の大学の授業と両立しながらの準備(レジュメ、ES、ウェブ面接など)は想像を遥かに超えるキツさでしたが、途中で投げ出さなくて本当に良かったです。
後述しますが、何度も心折れそうになり、ボストンのホテルをキャンセルしかけました(笑)。
終わってからの感想は・・・
自分の世界が格段に広がった!
モチベーションが高まった!
世界中から集まったレベルの高い日本人留学生と当時交流できたことで視野を広がるきっかけにもなりました。
いつも自分がしたいと言ったことを快く承諾してくれる両親にはとても感謝しています。
ボスキャリ事前準備 〜CFN登録、ホテル、航空券〜
近い宿からどんどん埋まっていくので予約は早ければ早いほどいいですね。
私はニューヨークに留学していたのでバスで行きました(時差もなくすごく恵まれていました)!
企業への事前応募
実際にボストンで行われるフォーラムの前から企業への応募が可能です。
企業は早く優秀な学生を確保しようと必死なので、ご自身の興味のある企業は事前応募することをおすすめします。
私は10社ほどに事前応募をしました。
ES送付
就活におけるESはとにかく書きまくることをおすすめします。
頭で考えていても上手く纏まりませんし、とりあえず手を動かしてみましょう。
そしてそれを誰かに見てもらい、分かりにくいところを指摘してもらうのが良いと思います。
ES全体を通して、
「自分は今までこういう能力を磨いてきた」→「御社にこのような形で貢献できる」
と一貫性を持たせておくとアピールポイントが分かりやすいです。
私も社会人歴はまだ浅いですが、大学の学生課からよくOB訪問の依頼を受けます。
自身の経験と将来やりたいことの流れがきれいなESは読んでいて分かりやすくていいな、と思います。
企業にとってあなたを採用することでどのようなメリットがあるのか
この視点を忘れないようにしてくださいね!
Webテスト
SPI、CBA、玉手箱、を受けました。
準備なしでも解けますし、国家総合職の勉強をしていたので私の場合はここで落ちることはありませんでした。
Webテストなんて特に対策なしでいけるだろうと、なめていましたが、対策していた方が明らかに楽です👼
最初の企業のSPI形式の問題を受けた時に、少しでも問題傾向を見ておけばもっと楽に早く解けたなあと思ったのを覚えています。
Webテストは企業によって全然違いますが、だいたいWebテスト+適性検査がセットになっていて、ESが通ると案内がきます。
志望業界、企業によって問題の種類が違うので、興味のある企業のWebテストについてはなるべく早く情報を得て、対策をとるのが賢明だと思います(^^)
ここまで通ればあとは面接!
Skype面接
企業にもよりますが、Webテストまで合格すると実際にボストンの本番の前にSkypeで面接を行う企業があります。
私の場合、面接が壊滅的に準備不足だったのでSkype面接をした企業は全部落ちました(笑)。
何が悪かったのかは後述します。
ボスキャリ本番
先述の通り、ボスキャリ本番前にSkypeで何回か面接をしてからボスキャリで面接をする企業、Webテストが通ったら次はいきなりボスキャリ会場で面接を行う企業、いろいろありました。
一次面接では、まずどの企業でも、自己紹介・自己PRを必ず聞かれました。
ESの内容に突っ込んだ質問が多かったような気がします。
二次面接では、具体的にこの企業で何を成し遂げたいのかを主に聞かれました。
この辺りは日本での通常の就活とあまり変わらないと思います。
最終面接のやり方も企業によって様々でした。
最終面接まで一気にボストンで行う企業、日本に帰国した後に本社で行う企業がありました。
私は日本に帰った後も志望度を維持できているか自信がなかったので、後者の企業を一社辞退してしまいました。
一番の反省点「長期目標を支える具体的な計画が弱い」
これを学んだだけでもボスキャリに参加した意義はありました。
長期目標を支える具体的な計画が弱いということ。
ESでも面接でも「貴社の〜という理念に共感し、将来的に〜といったことを実現したい」という将来的なビジョンはアピールできました。
これには人事の方も納得していたように見受けられました。
しかし、その後の、「じゃあ君は4月に入社し具体的にどううちの企業に貢献できるの?」という質問にうまく答えられませんでした。
「どの部署、どんなプロジェクトに携わりどう貢献していくか」という点が弱く、後から考えると、〜を実現したいという長期目標が浮いてしまっていた気がします。
いくら長期的には〜〜したい!と言っても、具体的にどうやって?、Howの部分が弱いとやはり実現可能性が低いと見られてしまいますね。
私の場合、完全に企業研究不足だったと思っています。
もし可能であれば、出国前からOBOG訪問はしておいた方がいいかもしれませんね。
ES、面接についてもネットに大量に情報があったので、日本にいなかった僕はそれを参考にしました。
もう一つの反省点「準備が遅すぎる」
もう一つの反省点は、準備が遅すぎることです。
これはいつものことなのですが
ボスキャリに関していいスタートを切れたのは、CFN登録とホテルの確保だけでした。
出国前は体育会の部活が忙しいのを言い訳に、就活のことに関してはノータッチでした(せめてOB訪問くらいはしておきたかった)。
アメリカにきてから、全て一から始め、ただでさえ留学に2週間遅れて来ていた分のキャッチアップ、新たな課題やテストと並行し準備するのは、もうbeyond descriptionでした。
四季報などの情報誌もこちらでは手に入りません。
日本から送るとなるとまた余分なコストが発生します。
もう本当に準備の遅さには懲りました。
嫌なこと、したくないことから逃げていても始まらない、どうせやらなければいけないのであれば、切羽詰まっていないうちからちょっとずつでもやるべきだと。
これから就活をする人は、時間の余裕のある時に、絶対自分の興味のある企業のことは少しずつでも調べておくことをおすすめします。
ただ、ボスキャリに参加して良かったこともあります。
もしボスキャリに参加せず、帰国した大学4年の夏前から日本で就活を始めていたら、すでに時遅しで、本当に失敗していたと思います。
ボスキャリに向けて準備したことで、大学3年の秋、つまり、日本にいる時よりは早くスタートをきることができました。
これから就活をする人は、時間の余裕のある時に、絶対自分の興味のある企業のことは少しずつでも調べておくことをおすすめします。
学部留学との両立、何度も心折れそうになりました
内定の前に、大学の授業をおろそかにしていると卒業できませんし、どこまでESを書くのに時間を費やすべきか何度も葛藤しました。
本当に高いお金を払って本当にボストンに行く意味があるのか?と何度も諦めそうになりました。
本当に何度も・・・
ただ、そんな時は、この苦しい時期を乗り越えたらまた新しい世界が見えるに違いないと考え、踏ん張りました。
結果的に、本当に良かったです。
現地の大学の授業と並行し準備した2ヶ月で自分のキャパの限界突破も実感しました。
授業とご飯以外は図書館に籠もって課題とES、企業研究をしました。
内定という目標は達成できませんでしたが、これは逆によかったのではないかと思います。
もしボスキャリで内定が取れてしまったら、ああ、就活なんてこんなもんか、「全然準備遅くても問題ないな」とこれまで通り人生をなめてしまっていたに違いありません。
ちなみに私は帰国後、国家総合職の試験と並行し総合商社とエネルギー系企業の夏季選考(財閥3社+1社)を受け、第一志望だった企業から内定をもらうことができました。
ボスキャリ出願資格について注意点
冒頭でも少し触れましたが、出願にあたり注意点があります。
・海外大4年卒見込みの学生のみ出願可能な企業がある(留学生は不可)
・年齢制限がある
・帰国してから夏季選考でその企業に再度出願できなくなる可能がある
私の場合、1年のみの留学でしたので正規留学生(4年間海外大)のみを募集している企業には出願することができませんでした。
また、私は大学3年の秋にボスキャリに参加したのですが、卒業を翌春に控えた4年生のみを募集している企業も多々あったように思います。次の春から働ける学生を探していたのでしょう。
最後の点についてですが、ボスキャリより1年間は再度の出願を認めないと記載している企業がありました。
日本に帰国してから同じ企業の夏季選考に出願したい場合、ボスキャリで十分準備できていないのであれば出願はしない方がいいかもしれませんね。
何れにせよ、出願される際は企業のリクルートページを良く読んで見て下さいね(^^)
ボスキャリ、是非挑戦を!
出会った中で一番すごかったのは、前日に中国から到着し、時差ぼけしたまま面接を受けまくったという人でした。これはさすがにツワモノすぎる。。
213社もの企業が一堂に会し短期間で全て見て回れる機会はそうそうありません。
いろんなバックグランドを持つ人々と出会い、いろんな話を聞くことで自分の世界がまた広がりました。
自分は当時は所詮学生で、知っている世界も限られていましたが、
これからもっと好奇心を持っていろんな物を見て学び、自分の世界・視野を広げていこう、
とモチベーションが格段に高まったボスキャリでした。
一流大学である、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学を見に行けたのも大きかったです。
当時の私のアメブロに書いていた文章を抜粋してみます。
生意気ですね(笑)
私でよければいつでもボスキャリ・就活の相談に乗りますので気軽にご連絡下さい○
ボストン、本当にきれいで歴史を感じる街でした。
Have a good one(^^)