軌跡の先を求めて

夜の雲間を流れ落ちた
たった一瞬の瞬きは
淡い軌跡を繋ぎながら
何処を目指して行くの

健やかに眠る子を見おろして
白に染まる地平線を越えて

そこは 僕らが知らない
ところなのでしょうか
それとも巡りめぐって何度でも
僕らの目に映るのでしょうか

軌跡の先を求めて
僕は旅に出ようと思うのです
その煌めきのたどり着く場所に
咲いた花を君に手向けようか

もしもたどり着いたその場所が
僕のもとだというのならば
きっと泣きながら愛の言葉を
空へと囁くだろう