無題

心を大事にしよう
言葉で彩ろう

いつしか、独り歩き
傘の下で濡れそぼつ
ぽつり、影には目もくれず
遠くなってしまった音たちへ

期待、期待、不安、諦め
否定、否定、素知らぬ振りで
今度こそ、今度は、きっと
上手く、形づくるのは誰のため?

綺麗で、結構
かりそめ、まやかし
その上に積み上げ布を掛ければ
なんだって描けたつもりで
白は、さ
消したいものも
消したくないものも
すべて、無にしてしまうんだよ

こんなに、怖がりながら
あなた、いつか
振り向いたら、何も
見えなくなってしまうじゃないか

それは、いったい
何を守る傘で
何から護るためのものなのか

降り止まぬ
跡切れ跡切れにも、続く
その下に
残されたものは