美しさを

美しさを詠いましょう
どんな感情も
望む姿が疾く走り
熟れた柘榴が濃く澱んでも
望む姿があるから
また光射す

僕らの声は調べになって
過去も、未来も
忘れた頃に届く

望む姿があるから
また光指す
捨てようとした今だって、そう

波音に似た
僕ら、ひとつにして
美しさを歌う