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1000円拾う喜びと、1000円落とす悲しみ

想像してみてほしい。


あなたは、1000円もらった時と

1000円落とした時、どちらが感情が動くだろうか。


1000円くらいじゃ感情は動かない?


では10000円ならどうだろう?


お金を落としたり失うことは

とても感情が動くのではないだろうか。


財布なんか落とした日には

一大事である。


(クレジットカードを止めるのが面倒、とか以上に)


人の脳の原始的な働きの一つに

損失を回避しよう、という働きがある。


これは、「得しよう」よりも

強いので、この気持ちから逃れるのはなかなか難しい。


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これも「もらっておかないと、損だな」という気持ちにさせるための

誘い文句である。


さらに

xx%オフ!

今日から3日間限り!


これも。


期間を区切って

3日以内に買わないと、損するぞ!


と煽っているわけである。


情報商材ではお決まりのやり方なのだが

期間を区切られた値引きは、ついつい「今のうちに」と

考えさせられてしまう。


もし、期限が過ぎたあと購入すると

いくらか損することになるからである。


しかし、考えてみてほしい。


即決できないほどのものが

1週間後に欲しくなるだろうか。


おそらくないのである。


ちなみに、投資で

損切りができず、全財産を失ってしまうのも

この働きによるものである。


損したくないから

少ない利益で満足し

いくら損失が出ても、損切りができない。


そうして、耐えられなくなって

全ての掛け金が消えてしまう・・・。


この手の感情をコントロールすることは難しいので

機械的にやっていくことをお勧めしたい。


また、この働きを知っておくことで

「あ。この手できたか」と

広告を冷静に見ることができれば

無駄な買い物も減らせるかもしれない。

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