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HSPで困る“音”の話


田舎育ちの私は、家の周りは田んぼや畑で囲まれており夏の夜にはカエルの合唱。秋の夜には鈴虫の演奏が定番でした。

そしてそんな周りの環境だからか音には敏感ではあるけれど、今思えば生きやすい方だったのだと思います。

私だけかはわかりませんがHSPの人は自然の音は不快に思わない気がします。

人工音(機械音や人の出す音)には敏感で頭が痛くなってくるし、寝れなかったり、イライラしたりします。


ここに引っ越す前のアパートでは夕方5時にどこかのスピーカーから音楽が流れていました。

よく昔のアニメ作品とかで使われていたあのシーンを思い出していただければわかりやすいかなと。多分エヴァンゲリオンでも同じようなシーンあった気がします。

そこではまぁ“どこか”なので許容範囲の大きさで聞こえていたわけですが、、

新しく引っ越してきた場所では目の前に公園がありそこのスピーカーから音楽が流れます。

ぶっちゃけかなりうるさいです。

それもこう言った類の曲って哀愁漂う、暗くなるような寂しくなるような曲が流れるわけです。

夕日が傾きかけた頃にこんな曲を流されれば、機械音も苦手だし、一気に鬱みたいになります。

毎週日曜に『サザエさん』を観て気分が落ち込む“サザエさんシンドローム”と同じような気がします。

“夕方の音楽シンドローム”とでも名付けたらいつか流行ってくれるでしょうか。



実家に住んでいた頃は田舎だからか、“音楽は流れていたけど聞こえてなかった”のか、私の地方はそもそも“流していなかったのか”とても気になります。

リアルか妄想かアニメで見たのかは本当に思い出せないのですが「音楽が鳴ったら帰ってきなさい」って言われた覚えもある気がします。

もしかしたら私が幼かった頃は流れていて、いつからか廃止されたのかも?

だって私みたいにこの音楽聴こえるのが苦痛って人もいるだろうし、苦情だって0ではないだろうし。



で調べてみました。何故あの音楽を鳴らすのか。

といってもこれ、知っていました。防災無線の点検だってこと。

昔気になって調べたことあったんですよね。というか、これもHSPならではなのか、気になるとなんでも調べてしまいます。

でも新たに知った事は、地方によって曲や合図(?)が違ったりするらしいってこと。チャイムや地元ならではの音楽流してるところもあるみたい。

私だったらお昼の12時に明るい音楽が良いのになと思います。

でもきっと、そんな時間に流すと授業妨害になるとかそんなこんなで、多分この夕方がチョイスされたんだろうなぁって背景が伺えます。

で、そんなこんなで、この時間に流すと子供が家に帰る合図に使われ始めて、「この音楽はそのためのもの」みたいに思われて勘違いしてる人もいるのだと思います。

実際問題ネットでそう思ってたって人をちらほら見かけたので刷り込みってすごいなぁと。



今までの歴史で防災無線の大切さはむげにできないのはわかっています。

でも苦痛のチリツモを耐えている人も少なからずいるので、我慢するから曲変えてくださいって心の底から思います。

願わくば大塚愛さんの『さくらんぼ』のサビとか。ワンフーズで短くてよろしいんでないかと?

『エレクトリカルパレード』とかも子供受けしそうで私は良い気がするんですが、如何でしょう?

なんて、身も知らぬ“誰か”に問いかけておきます。



星神侑兎


HSP気質な私に少しだけ救いの手を…。サーポートにより私に生きてる意味を頂けましたら幸いです。