愛されてきた人から愛を受け取りたかった
普通に社会で人と接してるなかで、たまに思うことがある。
「あー、この人、周りから大切にされてこなかったのかもなあ。または誰かに痛い目に遭わされたのかなあ」と。
そういう人は、えてして過剰に攻撃的だったり、卑屈すぎたり、人とのかかわり方のバランスが悪い。
とはいっても私自身も、それほど上手く人間関係を乗りこなしてきた時期ばかりではなく、あまり攻撃的になることはなかったけど、卑屈さやおどおどぶりが前面に出て、うまく周りと関係を築けなかったときはわりとあった。
そんな私は、十代から二十代のころ、まわりの多くの女の子が思うように、こう思っていた。
「好きな人に愛されたい、好きな人と恋人になりたい、好きな人と結婚したい」
その当時は「好きな人」という言葉でしか表せなかった、その言葉の正体がいまならわかる。
「こういう人が好き」「タイプ」なんて些末なことにすぎなくて、私は「周りにじゅうぶんに愛されてきた人から、愛情を一心に受けたかった」のではないか。
いま、夫との結婚生活には満足している私だけれど、たぶん「愛されて育ってきた」という文脈においては、夫より私のほうが「愛され上手」だったと思う。
なので「誰かを大切にする」ということでは、実務的な面でもメンタル的な面でも、ちょっとその面が不器用な夫より、私のほうが得意なので、ときどきだけれど、こちらが一方的に「夫を大切にしている」気がしてしまう。
なので「一心に愛されたかったのは私のほうなのに、キー!」と思ってしまったり。このニュアンス、伝わるでしょうか。
夫と私では、私のほうが「愛する」「大切にする」がどちらかといえば上手いので、たまにバランス悪く感じてしまうということです。でも、夫、いいやつですけどね!
で、何が言いたいかというと。
他人への思いやりをちゃんと持っていたり、きちんと健全な自尊心を持っている人と、一緒に過ごす時間ってめちゃくちゃ心地よくないですか?そういう人に、みんなそばにいてほしくないですか?
なので、まずは自分自身を、もっと大切に扱ってあげよう、と思いました。自分がそういう人になれるように、ね。
自分で自分を愛する「自愛」がちゃんとできることが、大切といいますしね。
自分を大切に。パートナーを大切に。周りを大切に。
そうやって、日々過ごしていこうと思います。
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