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【将来の夢じゃなく将来の現実を決める】坂口恭平さんの本ばかり読んでいるこの頃の私 #呑みながら書きました

おはようございます!
呑み書き後夜祭で参加しますよ!!!マリナさんあきらとさん、いつもありがとう!13回目はおめでたい…

のっけからですが、もうすぐ誕生日とのことで夫が本を買ってくれました。前からずーっとほしかったやつ!

一冊は読書猿さんの「独学大全」
もう一冊は坂口恭平さんの画集「Water」

独学大全はね、さっそく勉強法のひとつである「筆写」の項目を読んでいたら(私は筆写が大好き)「暗写」っていう勉強法が載っていて目からうろこだった!

暗写とは「テキストを少し読み、記憶してから書き写す」

これ、私にはとても役立ちそう&はまりそうなのでさっそくやってみる!以前涼雨零音さんもnoteで同じことを書かれてた記憶がうっすらあるけれど、これやったら文章力伸びるのではないかと思うのね。

まず文章というのは「何を書くか」と「どう書くか」の両輪があると思うのだけど、暗写だと何を書くかがもう決まっているから、どう書くか、の表現方法のあたりを伸ばせる気がするんだよね。

こうやってオタク的にちまちま文章上達法を考えるのが私にとってはこの上ない幸せだったりする。よしさっそくがんばろう!

Waterは、作家で画家(音楽もされているらしい)の坂口恭平さんのパステル画集で。坂口さんのご著書には本当に最近ずっと、メンタルを支えてもらっていて、大好きな方です。

毎日一枚描かれるというパステル画がね、ほんとによくてね、Twitterでも投稿されているけど、吸い込まれるように見入ってしまう。

この画集を見ているだけで、心のなかに元気がチャージされてくるので、私にとっては本当にかけがえない存在の方で。これからもずっと、ご活動を追いかけたいと思います。

で、今回のタイトルね。

これは坂口さんのご著書「中学生のためのテストの段取り講座」という今年の7月末に発売された本を最近ようやく読んだのだけどね、これはやばいと思った。

いい本に出会ったときの感情って「あ、これ人に教えたくないやつだ」というものなの。本紹介をよくやっていますが、本当に珠玉の本って、人に教えたくない気持ちが先に立つ。私だけの知識にしたいと思ってしまう。

でも、この本が人気になってほしいから紹介します!

9月末現在、kindle出てなくて紙本だけだよ!

この本にはこういうくだりが出てくる。

「将来の夢なんて考えるな。考えるべきは将来の現実だ」
「将来の夢はあやふやで先が読めないが、将来の現実は段取りが組める」

みなさんは、将来の夢、と考えたときふわんといい気分にもなるけど、不安も押し寄せてこないですか?

私はそうだったんだけど、夢っていうとなんか口の中ですぐ消えちゃうわたがしみたい。つかみどころがないから。良い方にも悪い方にも想像できちゃうから。

そして、時間って要するには過去・現在・未来の3つがありますが、常に感じられるのって、現在だけじゃないですか。

未来のことにいくら期待しても、不安に思っても、未来はいつも先にあるもので、一生未来の時間そのものを感じることはできないですよね。

だから坂口さんは、自分の手に負えるのは、段取りを組めるのは「現実」だけ、ということをおっしゃるのだと思います。

そして、将来の現実を決めろというのは、ようするに一日の24時間で時間割、ようするにスケジュールを組んで「今、この時間に何をやるかあらかじめ決めておけ」というのです。

そして、それを1日、1週間、1ヵ月と「今やること」を継続して積み重ねたら、自然とスキルや作品が溜まっていく、ということを言っていらっしゃいます。

「将来の現実」の言葉のインパクトすごくないですか???

この記事はあくまで本紹介にすぎないので、詳しく坂口さんの哲学を知りたい方は、ぜひぜひ本買ってください!たくさん出ています!どれもおすすめですが、複数冊読むと頭のなかで点が線につながる感じがして、なお楽しめるし、日常生活も良い感じに変わっていきます。

日常に創作をどう取り入れようか考えるときに、坂口さんの本はとてもいいので、ぜひ読んでみてくださいね。

私、二十代のころって「才能ないから書くのやめる」がめちゃくちゃ口癖だたんです。でも「挫折して才能ないからやめる」→「また書きたくなるから始める」→「挫折して才能ないからやめる」のターンを30回くらいやったあと、さすがに気づきました。

諦めても諦めてもまた「書きたい」って同じ道に出てしまうということは、諦めてる間の時間がムダなのかもしれんな???って。

それで、人生のなかの目標を「文章スキルを上達させ続けたい」に変更したのですよね。

1冊書籍は出せたけれど「良かったね!」ってみんなに喜んでもらえるのは一瞬だけで、それからはまた地道に積み上げていく日々が始まって。

でも「継続すること」自体が目的であれば、自分はあまり「才能ない」「あるかも」でブレずにすむと気づいた感じです。

やっぱり、本屋さん行って、売れてる方のすっごい作品を読んじゃうと「自分のやる意味は?」って思ってはしまうけど、でも「人生のなかで自分の尺度で上達し続けることが、私の現実」だと理解できたら、ちょっとラクになりました。

私は、オタク的に小説を「どうやって書くんだろう?」って考えるのが好き。でもその進捗というか理解というかは、遅めだと思っています。

だから、いっぱい今もいろんな方に追い抜かされていってるとも言えるのかもしれない。でも、自分のペースを守って、ときどき休憩をとりながらも、フルマラソンを自分のタイムで走りきれたらと思うのです。

というわけで、長いぐだぐだを読んでいただきありがとうございました!また来期の呑み書きも、楽しみにしてます!






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