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「ななかまど」WEB版のご紹介~美味しい洋食と恋の三角関係をお楽しみに~

こんばんはー!上田です。「金沢 洋食屋ななかまど物語」の発売告知に、たいへん多くの反響をいただき、本当にありがたく思っております。

今日初めて、Amazonの新着ランキングというものを知りまして、ななかまど、朝見たら日本文学カテゴリのなかで21位で、思わず叫んでしまいました。夜見たら16位になっていて、もう一度「わあ」って言いました。(一瞬14位になったのも見たんだけど、また16位に戻ってた・笑)

すごく多くの方が、予約してくださったんだな…と思うと、本当に嬉しくて仕方ないです。ありがとうございます!

何の話~?という方は、こちらをご覧ください。

7月9日にPHP文芸文庫から「金沢 洋食屋ななかまど物語」は発売となるのですが、内容は洋食屋さんの一人娘(大学生)の恋愛ものでして、主人公の名前は千夏というのですが、千夏に対して、恋の相手役が二人出てきます。

……そうなんです、三角関係もの(よくいえばダブルヒーローもの)なのであります。

「金沢 洋食屋ななかまど物語」の前身である作品は、ここnoteの連載から生まれた「洋食屋ななかまど物語」で、こちらは「金沢~」が発売されたあとも、PHP研究所さんのご快諾により、noteで読むことが可能となっております。

書籍版が300枚超あるのに対し、改稿前のWEB版は100枚前後と短いですが、書籍版とは中盤から展開が違ってくるので、WEB版を書籍版を読む前に読んでいただき「ああ、こういうおはなしなのね」とざっくり概要をつかんでいただくのもいいと思います!

さて、で、話題は三角関係ですよ。恋のトライアングル☆彡(←おい)

文豪の書いた小説でも、三角関係の名作がいろいろありますよね。

夏目漱石の「こころ」など、まさに先生とKとお嬢さんの三角関係ですし、村上春樹の「ノルウェイの森」も、ワタナベくんと直子と緑が重要な三角関係を築いていますね。

それくらい、ドラマになる題材なんだと思います。人間関係の本質が出るといいますか。(現実にはあまり体験したくないですが・笑)

「金沢 洋食屋ななかまど物語」における三角関係はこんな感じ。

金沢にある洋食屋ななかまどの一人娘である千夏は、今日も大学生活のかたわら、店に立って注文聞きをしている。コックの父はよく千夏に言う。「お前がいい年になったら、コックの婿を迎えて、この店をお前にやろう」と。父のその気持ちは嬉しかったけど、千夏にはずっと前から好きなひとがいて――

千夏と、丹羽(千夏の好きな人)と紺堂(コックの婿候補)。

主要人物であるこの三人が織りなす人間ドラマが、この物語の核となります。

三人の性格はこんな感じ。

千夏:大学四年生の女の子。金沢にある実家の洋食屋を継ぐためにがんばっている。ちょっぴり気が強く、好きな人にも素直になれない性格。丹羽にずっと片思いをしている。

丹羽:千夏が働いているお店「洋食屋ななかまど」の常連客で、千夏とは別の大学に通っている院生。浮世絵の美人画が好きで、その方面の研究をしている。飄々としていて人懐っこい。

紺堂:コックである千夏の父に頼まれて、洋食屋ななかまどに千夏の「婿候補」としてやってきた、腕利きコック。熱く一途な性格で、千夏にも積極的にアプローチを仕掛ける。

WEB版も、三角関係に決着がつきますが、書籍版では、決着のつけ方が違っていて、正直に言えばすごく作者から見ても「きれい」にみんながそれぞれの道を目指していく終わり方になったと思います!

なので、ぜひ、お手元に置いて、最後の1ページまで見届けていただくことを切に願っております。

ずうずうしい言い方になってしまうかもしれませんが、WEB版で、まず「予習」そして、書籍が発売されてから「本編」を楽しんでいただけたら、と思っております!

もちろん、書籍のほうが読みやすいから書籍を楽しみにするわ!という方も大歓迎なのですが、WEB版、連載当時からみなさまが寄せてくれた温かいコメントがたくさん読めて、まるで副音声を聴いているみたいに楽しいので、ぜひ!

ちなみに、WEB版でも本編でも、千夏の恋のライバルである水橋なつめという女の子が出てくるので、正確にいえば「四角関係」といえなくもないのですが、でも、メインはあくまで三人なので、ここでは三角関係と言わせてください。

WEB版の「洋食屋ななかまど物語」はnoteでしか読めませんし、書籍版と中盤から違った展開になるので、また別立てのオリジナル作品といってもいいと思います。

「金沢 洋食屋ななかまど物語」の書籍版が気になってるけど、どういうお話なんだろう~と思っている方は、ぜひWEB版も読んでみてくださいね!

もういちど、リンク貼っておきます!

では、7月9日の発売まで、ちょこちょここうして宣伝していきますので、何卒よろしくお願いいたします(*^^)v


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