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本屋さんで夕涼み

今日は日中このものすごい暑さの中どうしても外出する用事を外せず、日傘で町中を歩きまわったら、案の定フラフラになった。本当ならばもう夕食を準備しないといけないのだが、クールダウンしようと思い、noteに記事を書くことにした。

暑さの中、用事を終えたらもう夕方だったけど、ちょっとくらい楽しいことをしたい、と思って、デパートの中の大型書店に寄った。夫も、大型書店にはときどき車を出して連れて行ってくれるけど、もともと個人行動大好き人間なので、一人で広い書店の棚の間をふらふらさまようのは何より楽しい。

美容関係の本や、ダイエットの本、女性向けエッセイなどを中心に棚を回った。今日は文芸書の棚には行かなかった。

ふだん小説を書いていると、どうしても、小説以外の本に目がいきにくくなるけれど、文芸書の棚というのは、全書棚の中の、ほんの一角にすぎないのである。

小説以外の棚は、私に、世界や社会はとても広く、細分化されていることを気付かせてくれる。書店も図書館も、社会や世界の縮図である。

昔から母が「お母さんも小説を昔は読んだけど、ある時期に、これはしょせん全部嘘の話じゃない、って気づいて、それからは新聞やほかの本に興味が移った」と言っていて、昔は大好きな小説が理不尽に否定されているようで、憤りがあったけど、今は母のそういう気持ちがある程度わかるようになった。

小説を書ける人は素晴らしい。プロの小説家は尊敬に値する存在だ。これは今でも、変りない気持ちだ。だけど、我が身を振り返るに、人としてのいろいろな経験や、深めていく趣味や勉強もせずに、ただ空想と夢の世界ばかりに遊んだまま年をとる人に自分がなっていたら、それはとても怖いことだと思う。

だから、30代~40代は、文章も書いていくけど、人に生まれたからこそできる経験をがっつり積みたい。趣味もいろいろやってみたい。そうしたら、また書けることが増えるだろうし、深みも増すような気がする。

書店というのは、読書を通してたくさんの素晴らしい著者の方と交流できる、素晴らしい場所だ。これからも、足しげく通って、自分を深めていきたいと思う。

さて、クールダウンもできたし、noteを休みなく書くという目標も達成できたので、夕ご飯づくりにかかります。今夜は蛸と枝豆の炊き込みご飯――たこ飯をつくるつもり。さあ、おいしくつくるぞ!

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