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今年はスタートラインの年だった

文藝賞を最年長受賞して、芥川賞候補にもなっている若竹千佐子さんのことが話題になっていますね。つい最近、保坂和志さんと若竹千佐子さんのインタビューを読みました。

こちらです。

その中で保坂さんがこんなことを言っておられました。

書きはじめの時期をどこに設定するかにもよるけど、普通、書きはじめてからモノになるのに、十年とか十五年はかかる。僕の場合は七九年に初めて百枚の小説を書いて、『プレーンソング』が八九年だったから、ちょうど十年。

私は、子供のころから本を書きたかったけど、実際形になりだしたのが29歳ごろで、そこから5年書いてみて、今年やっと100枚以上の作品をつくることができました。

なので、保坂さんの言葉を借りれば、100枚書いた年がスタートラインなのかもしれません。そこから、10年またさらに書き続けていれば、本当に自分のつくりたいものに届くかもしれないなあ、とこのインタビューを読んで思いました。

生きているうちには、自分のつくりたいものを自在につくれるくらいのスキルを持ちたいので、がんばりたいです。

そして、どんどん最近同人誌や個人出版がメジャーになっているので、10年先はさらにその潮流が大きくなっている気がします。

なので、これからがもっと楽しみですね。しぶとく書き続けていって、楽しく創作しながら、もっと大きな作品をつくっていけたらなと思います。

noteも、10年先も続けていられたらいいな。

たんじゅんに、未来を楽しみにしていたい。

話題は変わりますが、今年の紅白は、私が普段から愛聴しているゆずが、大トリのようで。

ゆずの歌は、世界観が優しくて温かいです。比べるのも畏れ多いのですが、中学生のころからずっとゆずを聞き続けてきたので、自分の作品の根底には、ゆずの歌と同じような「優しさや温かさ」が入っていると思います。

それは、決して文学的ではないかもしれないし、一部の人から見たら「ダサい」作品なのかもしれない。(ゆずの歌ではなく、あくまで私の作品がですよ!)

でも、デビューから一貫して「優しさや温かさ」を根底に置いた歌を歌い続けてきたゆずが、いま確固たる人気を持って、活躍されているので、私の作品も、自分の信じた価値観を作品を通して追求していくことで、一周回って「ダサい」から「かっこいい」に変化させていけるんじゃないかと。

そう思って、今日も言葉と格闘したり遊んだりしています。

ほんとーにほんとーに寒い日が続いているので、みなさま、どうぞ防寒を。あたたかい飲みものや食べ物を食べて、風邪と無縁の年末年始を過ごしましょうね!






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