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【エッセイ】こんな格好で働いてます

みなさんは、仕事のとき、どんな服装をしているだろうか。私の職場には制服がないので、もっぱら私服で一日の仕事をしているのだが、今日はそれにまつわる話を書こうと思う。

いまの職場に来る前、三か月ほどあるお店で働かせてもらったことがあった。そこも、服装自由(ただしお店の雰囲気に合うコーデで)というものだったのだけど、働いて初日に、お店のトップの人が視察に来ていて言われた。

「かがんだとき、背中が見えてるわよ。だらしないから、気をつけなさい」

そのときの私の服装は、パンツスタイルに、丈の短いカーディガンを合わせたものだった。私は恐れ入って、それからお店に出る服装を変えた。丈の長めのシャツとか、チュニックだとか。たまに、短いカーディガンを着たいな、と思うこともあったが「また背中が見えちゃったらどうしよう」と思って、着られなかった。

いまの職場に替わってからも、服装は迷走した。なんとなくスカートやワンピースが着てみたくて、そういうものを着ていた時期もあった。でも、スカートやワンピースで、作業はしづらい。かわいい恰好をすると気分は上がるから、そういうものを無理にでも着ていた時期もあったが、やっぱり作業効率のことを考えて、最近はもっぱらパンツスタイルに丈長めのカーディガンを合わせている。

丈の長いカーディガンは、かがんで作業をしても、背中から腰にかけて全部隠れてしまうから、肌見せの粗相をすることがない。安心して作業できるのだけれど、それでも、クローゼットの中に、本当は着たい丈短めのトップスやカーディガンもいくらかあるので、どうしたものかと悩んでいたのが、去年の冬までである。

去年、どうしても丈の短いカーディガンを着たかった私は、ネットで「背中が見えない」「肌着」などと検索した。その結果、見つけて購入したのが「ボディブリファー」というレオタード型の肌着である。レオタード型なため、これを身に着けていると、たとえ丈の短いカーディガンやトップスを着てかがんだりしても、直接素肌が見えることはない。たいへん便利なスグレモノなのであった。薄いグレーなど、色もいろいろそろっているようだ。

股のところにホックがついていて外せるので、トイレのときにも多少手間だけど困るほどではない。

働いていると、かがむことが多いし、そのたびに周りの目を気にしているのはストレスなので、この商品はもっと働く女の人に浸透したらいいのになーと思ったりしている。これで、丈の短いカーディガンも心置きなく着られて、私はとても嬉しい。毎日のコーデ選びも楽しくなったような気がする。

今日のはわりと身もふたもない話で、すみませんといいたい感じだが「背中見えちゃう問題」をまだ解決されていない女性の方がいたら、ぜひ試してみてくださいと言いたいがために、がんばって書きました(笑)

寒い冬、女子の皆さんは特に(男子もね!)体をあっためて冷やさないようにしてね!

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