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【エッセイ】冬はとり野菜みそで!

高校時代の同級生で、今は東京に住んでいる友人から、電話がかかってきた。

「雪が降って寒いよー!今年もとり野菜みそ送って!ノーマルとピリ辛と両方ほしいなあ」

「了解!どのくらい送る?」

「おまかせでいいよー!」

という会話をしたのが昨日の朝のことで、さっそくその日の夕方、仕事帰りにスーパーで彼女のために、ノーマルのとり野菜みそと、ピリ辛のとり野菜みそを3袋ずつ仕入れる私。今日の朝、レターパックで彼女のもとへ発送する予定である。

とり野菜みそ、皆さんはご存知だろうか?

石川県かほく市の会社「株式会社まつや」さんの商品で、石川県でとても親しまれている鍋用味噌パックである。

http://www.toriyasaimiso.jp/

テレビ「マツコの知らない世界」や「ケンミンショー」で取り上げられたのがきっかけで、今石川県の外にも、だんだん美味しさが知れ渡ってきたらしい。

まつやさんのホームページによると、まつやはもともと北前船の廻船問屋を営んでおり、厳しい航海でも体を壊さずちゃんと食事をとれるように、初代当主みずからこのみその調合を考案し、魚や野菜を入れて煮込んで食べさせたところ、不足しがちな野菜もしっかり食べられて船乗りたちに感謝されたそうだ。

私このノートを書くために、ホームページで調べて初めて知ったのだけど、とり野菜みその「とり野菜」は「鶏野菜」ではなく「摂り野菜」なのだそう。たしかに、この味噌で煮込んだ野菜は、すっごく美味しい!本当にいくらでも食べられちゃうのだ。

私がとり野菜みそを使って鍋をするときは、たいてい以下のどちらかの具材でつくっている。

パターン① 肉(鶏または豚)、白菜、にら、もやし、うどん

パターン② 肉(鶏または豚)白菜、大根、にんじん、里芋、油揚げ、ねぎ

節約したいときは①だけど、①もシャキシャキのもやしがたっぷり食べられて最高。根菜をしっかり食べたいときは②にする。冒頭に出てきたお友達は、このレシピを「とり白菜」といつも言うのだけど、それくらい白菜との相性は抜群なので、必ず入れましょう。公式ホームページには、いろいろレシピも載ってたので参考に。

この味噌がすごいのは、体調を崩して食欲がないときでも、するする食べられちゃうこと。みその中に香辛料が入ってて、それが食欲を刺激するのではないかなと思う。神戸出身のうちの夫も、今ではこのみそが大好きだ。

うちは、うどんもしめじゃなくて、最初から入れる。熱湯1分ゆでで食べられる冷凍うどんを常備しておくと、鍋に一緒に入れてすぐ煮えてしまうので、ごはんが炊けてないときも、鍋に野菜・肉・うどんを入れるだけですぐに食べられるから便利だ。

冬がもうそこまで来ている寒い日に、とり野菜みそはおすすめである。いまは全国どこに住んでいてもネットからお取り寄せができるので、ぜひ一度お試ししていただきたい。

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