ルージュと大人
最近、安いルージュ(口紅のことですね)をいっぱい集めてしまいます。ルージュって、ちょっと昔までは一本三千円のものが多かった気がするんですけど、最近はプチプラの500円とか、700円のものがたくさん出てきて、店頭で見て「自分へのご褒美」「いいことあったから」な感じで買ってしまうんです。
私の口(およびくちびる)は大きくてぽってりしています。いまはぽってり、流行りのようですが、子どものときは陰で「たらこー」ってよく言われていて、すごくそれが嫌でした。でも、成長するにつれて、顔と口のバランスが整ってきたのですね。いまでは、ごく普通の顔のパーツとして、収まるようになった(ように見えます)
それで冒頭のルージュの話に戻るのですが、日によって、ルージュの色を変えるのって、すごく楽しいんです。「今日はピンク系」「ローズ系」「レッド系」「オレンジ系」みたいな。顔の印象が変わって、すごく面白いんです。
ルージュが似合う大人の女…といったら前時代すぎて、とっても恥じ入ってしまうのですが、普通に、自分の顔が大人というか、年相応になってきたのが、私は嬉しい。
私、二十代終わりくらいまでは、すごく幼くみられることが多かったです。大学図書館に三年前まで勤めていたのですが、サークル勧誘の新歓コンパなどの時期になると、チラシを持った大学生に「新入生ですか~?」と声をかけられてしまうほど。
「若く見られていいじゃない」と言われる向きもありますが、最近の私の課題は「大人に見られたい」だったので、ようやく自分の顔が大人びてきたこのごろに、めっちゃ「よっしゃ!」って言いたい気分なんです。
あと、昔に比べて、自分の顔がだんだん「いいな」と思えるようになったのは、表情が圧倒的に豊かになったこと、だと思います。顔のパーツって、整形でもしないかぎり、変わらないですもんね。
中高生のときのアルバムを夫に見せると「顔が死んでるw」とからかわれるのですが、思春期のころは、あまりうまく笑ったりできなかったです。それに、自分にもひどく自信がなかったし。内面の自信って、顔の感じにつながるものなのだな、って思います。
私が結局、自信を築いたのは、noteにこうやって作品を発表して、皆さまに喜んでいただけたことが、大きいんです。だから本当に、noteの皆さまには感謝をいくらしても足りないくらいです。気持ちもすごく安定したし、最近は毎日が楽しくて仕方ないです。
というわけで、最後はなんでもnoteにつなげてしまいますが(笑)大人になるっていいものですね。
自分の嫌いでしかたなかったところが、好きになってくるのって、いいことです。
いつも温かい応援をありがとうございます。記事がお気に召したらサポートいただけますと大変嬉しいです。いただいたサポ―トで資料本やほしかった本を買わせていただきます。