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苦手なことへのやる気スイッチ

この一年で、だんだん苦手だった掃除が、好きになってきている気がする。私の昔の部屋はほんとうにひどかった。ものが床に散乱し、本棚もぐちゃぐちゃ、ほこりもたまりっぱなし。よくもあんな部屋で過ごしていたものだ。

今は、日常時間の隙間に「あ、掃除しよ」と思う気持ちのハードルが低くなり、すぐに取り掛かれるようになった。

掃除をやる気にするコツは、自分の家だと思うと、どうしても甘くなってしまうので「誰かファンの人の家を、掃除するつもりになる」ことである。私は料理も一緒で「ファンの人に食べてもらう」ことを空想しながらつくると、とても楽しく、どんなにやる気がない時でも、楽しく調理することができる、私にとって魔法の「やる気スイッチ」なのである。

ファンの人、というのは、同性でも異性でもかまわないし、芸能人でもアニメキャラでも、身近な人でもいい。とにかく、その人の部屋を仕事として掃除するだとか、または同性なら、その人になりきったつもりで「その人が食べている素敵ごはん」を想像して調理するのだ。

自分ではないものになる非日常の「なりきり」や「役者感」がすごく楽しい。掃除や調理を、やらねばならない家事としてではなく「なりきりごっこ」の遊びとしてとらえると、その作業が苦痛ではなくなる。

家事というのは、毎日必ずしなくてはならないことだから、少しでも、楽しくできる工夫をしたらいいんだと思う。

さて、今日は誰になりきって、家事をしようかな。そう思うと、わくわくしてくる私なんである。


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