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梅の湯となりの小町さん

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連載小説「梅の湯となりの小町さん」の各話をまとめたマガジンです。 「小説家になろう」でも掲載中です。 https://ncode.syosetu.com/n1925io/
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記事一覧

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 9話

前回へ 1話へ 次回へ そして、それからいくらの時間も経たないうちに、私は征一さんの車の…

上田聡子
8か月前
49

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 8話

前回へ 1話へ 次回へ 「着いたぁ……」 四ツ谷駅の改札から麹町口へ出ると、真正面に大学…

上田聡子
8か月前
33

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 7話

前回へ 1話へ 次回へ ふっと目が覚めて、枕元のスマホを見たら朝の六時だった。私にしては…

上田聡子
8か月前
25

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 6話

前回へ 1話へ 次回へ 「紘加さん、ピュアすぎ! ほんとうに僕がおごらせると思った? そ…

上田聡子
8か月前
33

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 5話

前回へ 1話へ 次回へ ふっと目を開けると、木目の知らない天井が見えた。私の家じゃ、ない…

上田聡子
8か月前
37

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 4話

前回へ 1話へ 次回へ やっぱなあ、と笑う昌太くんに、私は口をとがらせた。 「居候が迷惑…

上田聡子
8か月前
36

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 3話

前回へ 1話へ 次回へ ひえっと身をすくめ、湯の中で跳び上がりそうになった。 「すすす、すみません!」 私をしかりつけてきたのは、先に同じ浴槽に入っていた、小柄なおばあさんだった。おばあさんは「ほら、ここに書いてあるだろ」と、壁に貼ってある注意書きを指さす。たしかにそこには「湯に髪を浸けないよう、束ねるなどしてください」と書いてあった。 「銭湯、すごく久しぶりで、ルールを知らなくて……」 私がしどろもどろ言い訳すると、おばあさんは「フン」と言って「次からは気を付ける

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 2話

1話へ 次回へ 「あの、それで佳代さんは……ご挨拶をせめて」 「母さんは、この時間は銭湯…

上田聡子
8か月前
37

【連載小説】梅の湯となりの小町さん 1話

次回へ あの、私のいられる場所って、だいぶ、だいぶ狭くないですか――!? 声に出せない思…

上田聡子
8か月前
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