シェア
上田聡子
2020年1月6日 10:27
踏み切って飛んだ瞬間、めちゃくちゃに心が熱かった。小学生の頃、私、二宮有紀は走り幅跳びがとても得意だった。助走をつけて、踏み切って、飛ぶ。私が小学生にしては、ぐんぐん記録を伸ばすので、当時の担任、松山先生は日に焼けた顔で笑って言ったものだった。「二宮ァ! お前、もしかしたらオリンピック行けるかもしれんぞ」だから私の夢は「オリンピック選手になること」と六年生の私は無邪気に信じた。小学校、