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2020年1月の記事一覧

【小説】2020年に夢に飛ぶ

【小説】2020年に夢に飛ぶ

踏み切って飛んだ瞬間、めちゃくちゃに心が熱かった。

小学生の頃、私、二宮有紀は走り幅跳びがとても得意だった。助走をつけて、踏み切って、飛ぶ。私が小学生にしては、ぐんぐん記録を伸ばすので、当時の担任、松山先生は日に焼けた顔で笑って言ったものだった。

「二宮ァ! お前、もしかしたらオリンピック行けるかもしれんぞ」

だから私の夢は「オリンピック選手になること」と六年生の私は無邪気に信じた。小学校、

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