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八月の星々(140字小説コンテスト第2期)応募作 part2

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月ごとに定められた文字を使った140字小説コンテスト。

今月の文字は「遊」。

8月31日までご応募受付中です!
(応募方法や賞品、過去のコンテストなどは下記をご覧ください)

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応募作(8月6日〜12日・投稿順)

朝本箍(サイトからの投稿)
存在する色が全て混じり合い、存在しない色になる。一カラットの小さな世界、まだルースのオパールが見せる遊色は言葉を奪うには充分過ぎた。店主が微笑みながら決断を促すよう首を傾げ、私は人生をかける決断をする。備えは大切だ。鞄の包丁へ手を伸ばす。これは私のもの、光る刃にも遊色が見えた。

吉岡幸一(サイトからの投稿)
遊園地の観覧車に一人で乗ったのは、テニスをする君の姿を眺めたかったから。
観覧車が真上にさしかかったとき、コートにいる君の姿が小さく飛び込んできた。
観覧車の中から手を振ると、急に雨が降りだしてきて思わず君は空を見あげた。
観覧車に向かって手を振りかえす君の姿が雨に滲んで見えた。

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