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星々マガジン

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hoshiboshiメンバーの記事をまとめています。星々に住む人々のあれこれ。 https://hoshi-boshi.jimdofree.com
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2021年9月の記事一覧

(劇評)ネットの向こうの誰かを

劇団ドリームチョップ『令和3年、『テレホーダイ』の夜に』の劇評です。 2021年9月19日(日)15:00 金沢市民芸術村 PIT2 ドラマ工房  「テレホーダイを知っている人?」との前説での問いに手を挙げたのは、私も含めて3人だった。劇団ドリームチョップ『令和3年、『テレホーダイ』の夜に』は、知る人も少なくなってしまったサービス「テレホーダイ」を巡る、黎明期のインターネット利用者達の悲喜交々を描いた、4つの短編がゆるやかにつながっている連作だった。  今や光回線で常時接

触れること、触れられること

 コロナが終わらない世界で「触れる」「触れられる」ことの尊さについて考えていたところ、先日勤務先の子どもに頭を撫でられるというたのしいことがあった。支援級の子で、図書館から教室に帰るときに「またねー」とお見送りをしていたところ、ハイタッチのついでに頭を撫でてくれたのだった。「あらあら」と私はつい微笑んだ。その子に付き添っていた先生も「それはあなたがすることと違うやろー」と言いつつ笑っていた。「じゃあ、おかえしに」とつるつるの前髪を撫でさせてもらってバイバイした。  私は学校

八月の星々(140字小説コンテスト)受賞作を発表します

part1 part2 part3 part4 part5 結果速報 月ごとに定められた文字を使った140字小説コンテスト。 【八月の文字】 「星」 作中に必ず「星」という字を入れてください。 「月々の星々賞」として一席、二席、三席の3賞+佳作8編(計11編)を選出しました。7月より150以上も応募数が増え、計468作品の投稿がありました。ご応募いただきありがとうございました。 受賞作は本記事で速報するとともに、後日にほしおさなえさんによる選評とあわせてhoshibo

星々ワークショップ第6回(読書会・合評会)開催模様をレポートします

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 去る7月10日(土)・8月28日(土)に、小説を書きたい人のための読書会&創作合評会「星々ワークショップ」第6回をオンラインで行いました。読書会と合評会2回で1セットの、〝読んで、書く〟ワークショップ。いよいよ最終回となった本会の開催模様をレポートします。 読書会(課題図書:ほしおさなえ『東京のぼる坂くだる坂』)7月に行われた読書会、課題図書はほしおさなえさんの『東京のぼる坂くだる坂』(筑摩書房)でした。 最終回ということで

八月の星々(140字小説コンテスト)応募作 part5

part1 part2 part3 part4 part5 結果速報 【お知らせ】 ワークショップと140字小説コンテストの受賞作を掲載した書籍『星々──生きるように書くこと』(表紙装画:版画作家・花松あゆみさん)の予約販売を兼ねたクラウドファンディングを行っています。 140字小説コンテストの再開・継続と、短編小説コンテストの創設、そして星々書籍2号の発行を目指し、新たな目標(ストレッチゴール)を設定しました。 詳細はリンク先冒頭の追記をご覧いただきご支援・ご紹介をお願い