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あいうえお作詩の達人を目指すー6

更新頻度は決めていないと言いながら、意外とコンスタントに投稿しております笑。ブログをやっていた経験にもよるのですが、ゼロの地点からなにか始める場合、人様からの信用を得たいなら、とにかく結果の蓄積を最優先で行うしかないのですよね。そして、人目に付く機会が多くなってくれば、新たな展開がやってくるものです。はい。ということで、地道にやっていきましょう。

★★★

合鍵で
家に入れない男
嘘やろ嘘やろ
え、嘘やろ
大坂の夜は更けていく

微かな勘を頼りに
ギアナ高地に来て
空腹で動けなくなる
怪訝な表情をした
コンドルが目の前に

サンダルで歩こう
白金へ銀座へ
素足を見せびらかして
世間は紙一重
蕎麦屋で冷遇される

立ち話もなんだから
ちょっとその店に入ろう
つまみとワインを頼み
テレビを背中で聴く
とてつもない戦争の成り行き

何気なく
人間に忌まれてしまい
沼のほとりで
鼠のように生きている
のんだくれのお爺さん

働き
ひとりで暮らし
布団を干すのも忘れ
変な匂いが
僕に深く沁みつく

間借りした
南向きの部屋から
無人の商店街が見える
面倒から逃げた先には
黙殺された風景があった

安い
夢を
喜んで語る

雷鳴が
リュートの音と重なり
ルビーの指輪が鈍く光る
連綿と
朗読会は続く
悪い夢のごとく


【感想】
地名が詩の中に結構出てきますが、実際は一度も行ったことが無かったりします。

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