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夢の都 安全地帯との歴史⑥

時代は1990年代に突入します。
僕もちょっとずつ大人になり、行動範囲も広がります。

ここからは安全地帯や玉置さんも、テレビへの露出が減りますので、テレビの感想よりも、実際自分が行ったコンサート等の感想とかをメインに書きたいと思います。

89年末のファンクラブ会報BIGJOKEに、来年はビッグニュースがあると書いてあって、何があるのだろうか?と期待はしていた。

突然会報には、なんと安全地帯再始動と!!
もうアルバム制作に入っているとの情報が。

なんとなんと。
え~知ってたなら、もっと早く言ってくれてもいいじゃないと思ったのだが、実は事情は急に決まった事だったらしい。

というのも、そのビッグニュースというのは、来年の札幌ユニバーシアード大会(学生オリンピック)のテーマソングを安全地帯が担当するので、久しぶりに集まって一曲だけレコーディングするという事だった。
(Ⅶ収録の「この道は何処へ」)

それがなんと一曲だけじゃなくて、ニューアルバムも作ってしまうという事に急に決まったらしい。
久しぶりにみんな集まって、またやろう!と。

そこで速攻でアルバム1枚作ってしまうのが、安全地帯のクリエイター能力というか、言ってもノリですぐに作れるものでもないでしょうけど、それをやってしまうのが安全地帯というか。

レコーディング期間は2〜3ヶ月、外部ミュージシャンは一切入れず、5人メンバー全員で創る。
プロデュースも自分達。
まさに初心に戻るというテーマで、朝から晩までメンバーが籠もって制作に当たったらしい。
パソコンの打ち込みも自分達。
一発録りもあったとか。

当時は会報でしか知る手段がなかったが、本当に嬉しくて仕方なかった。

初心に戻るという事で、ジャケット撮影も故郷の旭川。

アルバムタイトルは

「安全地帯Ⅶ 夢の都」


前作Ⅵから2年4か月振りのリリース。
ついに復活した安全地帯!やっぱり北海道が似合う。


7月末についに発売される。
狂喜乱舞しながら購入。
安全地帯のアルバムで、これだけ短期間で作ったのは例がなかったらしい。

安全地帯再始動のニュースを聞いてから、半年も経たずにニューアルバムが聴ける!

出来上がった作品は、まさにバンドらしさを感じる事が出来る曲ばかり。
ロックもバラードも。

実はもっとロック色を強くしたアルバムにする予定だった。
「Lonely FarとかSEASIDE GO GOみたいな曲ばっかりにしようかと思った」らしい。
そこはバランスをとったのかな。

曲順も玉置さんが途中で変更しようとするも、このままでいいとメンバーの反対にあい断念したとか。

メンバーの意見もしっかり取り入れられる環境、関係になったという事ですね。


Ⅶは今までのアルバムの様に、作り込んだという作品ではないので、安全地帯のアルバムの中ではちょっと異質と言えば異質。

でも本当に、らしい作品。
当時世の中はイカ天での空前のバンドブーム。
アマチュアバンドがすぐにテレビに出られる。
ちょっとウケれば、すぐにデビュー出来る。

そんな猫も杓子ものバンドブームに安全地帯が見せた、本物のバンドの姿。
今までの安全地帯のイメージを一新させる1枚だった。

周りの安全地帯に一切興味がない友人にも、「え~これ安全地帯?いいじゃん!ちょっと貸して」
と結構何人かに貸した記憶があります。



さて急に話は変わりますが、去年大好評だったドラマ「キツイ奴ら」がスペシャルで帰って来る!

放送は夢の都が発売される、ちょっと前だった気がする。

「キツイ奴ら 栄光は君に輝く」

吾郎と完次の設定はそのままですが、いわゆる続編ではなく前回とは別の物語となっている。

あの吾郎と完次が帰ってくる!
安全地帯が帰ってくるのもとっても嬉しいが、こちらも嬉しい。

基本出演者は同じですが、また別の物語。
ただ完ちゃんの女たらしぶりは健在。

AMAZONSの皆さんも、チョイ役出演。
玉置さんはこっちの撮影もこなしていたんですね。

1話だけのスペシャルだったけど、また観れて嬉しい!

ちょっとだけ劇中「SEASIDE GO GO」が使われてましたね。




さて話を戻します。

バッチリ期待してるコンサートツアー。
今回は全国隅々まで行く!と決め、大きな会場だけではなく、地方の小さなホールまで来てくれる。

「長く続けたいから、お祭りみたいにデカイ会場だけでやるんじゃなくて、こんな所までくるなら観に行こうか、という人が来る感じでやりたかった」
という事で、地方メインのコンサートツアー。

まさに今までの逆を行く、きっと自分達を取り戻す為のコンサートツアーが始まる。

そして僕は。
ついに、ついに安全地帯のコンサートに行ける。
しかも地元まで来てくれる。
ファンクラブで取ったチケットは
なんと1例目。
ほぼ真ん中。

目の前で安全地帯が観れる。

震えました。

このコンサートのレポはまた次回に。

イイネやご感想お待ちしてます!

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