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「コロナ禍のバスケ… 気持ちの変化」|3年 井黒桂亜【Members' voice #7】

3年の井黒桂亜です。自分の思っている事や考えを文にする機会がなかなかないので、上手くいくか分かりませんが、頑張ってみます。

チームでnoteを取り組むに当たってテーマは自由という事でしたが、コロナ禍において大学生活を経験しているという事で、このテーマにしました。


2020年の3月、僕は大学2年になる直前でした。国内でも感染者が多発して徐々に警戒が強まっていた時期で、部としても活動場所を制限されていましたが、遂に無期限のoff期間に突入しました。
当時は地元に帰れるということで喜んでいたのが、正直なところです。
そして3月から始まったoffは結局6月まで続き、僕含め多くの部員は地元に約3ヶ月ほど残っていました。
このoff期間に可能な範囲でトレーニングをする部員や、新たな事にチャレンジする部員など、モチベーションを下げないよう工夫する部員が多くいました。


何も考えたくない…
努力する部員が多くいる中、僕は何もせず完全にだらけていました。
思えば小学1年の頃からバスケを始め、中学・高校・大学と長期のoffを経験した事がありませんでした。
幼い頃からバスケ漬けで、辛い思い出が多くあるバスケから離れるというのは新鮮でした。上京してからなかなか会えなかった近所の友人とほぼ毎日遊び、運動も特にせず、食事も何も気にしない、自分が変わっていくのは薄々気付いていましたが、なかなか変えることが出来ませんでした。
勉強面でも、オンライン学習ということで学校に通わなくてもPCがあれば学習出来たので、朝や夜などの時間に対する考えもどんどん変化していきました。
今は何も考えず、とにかく休みたいとひたすら思っていました。


そういえば、桂亜ってバスケしとるんやっけ?また活躍しとるの見たいなぁ
6月のある日、幼い頃から僕の事を知っていてバスケも応援してくれていた友人が、この言葉をふと口にした瞬間、何か心が動いた気がしました。

昔からみんなの僕に対するイメージはバスケをしている人。

大学も最初はバスケを続けないつもりでいましたが、直前になって「やっぱバスケ続けたい!」という気持ちで腹を括って大学に入学したことを、その時思い出しました。
そして、

「大学でもバスケ頑張ってるなぁって色んな人に思われたい!なら頑張るしかない!

そう思いました。昔からずっときつい、辞めたいと言っていてバスケは嫌いだったけど、離れることで改めてバスケに対する熱い気持ちに気付く事が出来ました。


そして2020シーズン、チームはリーグで全勝優勝を果たしました。
個人的にも出来ることを尽くし、少しではありましたがこのシーズンは試合に絡めたので大学に入って初めて嬉しい思いをしました。
そして何よりお祝いのメッセージが来た時は、みんなに頑張っている姿が少しは伝わったかなぁと思う事が出来ました。

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しかし、今年2021シーズンはチームとしても個人としてもなかなかいい結果が出ませんでした。ただ頑張るだけでは他と何も差が生まれない。去年と同じやり方じゃ成長はない。そう思えるシーズンとなりました。3年間お世話になった4年生にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


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代々木でプレーしたい!
話は変わりますが、私にはバスケをする上で大きな夢というか目標みたいなのがあります。それは代々木でプレーすることです。
私にはバスケ経験者の父がいます。幼い頃から父を目標に頑張ってきました。
父は天皇杯に何度か出場したことがあり、家には当時の新聞や写真がたくさんありました。
そして、小学生の頃はお正月に毎年父と2人で天皇杯を観に行く事が恒例行事でした。初めて天皇杯を観た時、父は僕に
「バスケやってる人にとってはここは聖地みたいなもん、桂亜がここでプレーしてるの見れるかなぁ。」
そして小学生だった私は父に即答しました。
「ここでプレーする!約束ね!」
もう10年以上前の話にはなりますが、僕はこの約束を果たす為にバスケを頑張っていると言っても過言ではありません。
現状、インカレに出場すれば代々木でプレーが出来ます。
新チームの目標はインカレ出場なので、この約束の為にも全力を尽くして、父にプレーしてる姿をみせれたらなと思っています。


悔しい終わり方はしたくない
僕は、小中高と引退は全部悔しい思い出しかありません。そしてバスケは大学以降続けないと決めているので、来年がバスケ人生ラストイヤーになります。色々あったバスケ人生も最後は良い終わり方をしたいです。
現在、新チームは始動しておりキャプテンの一真を中心に良いチームになっています。
僕も最終学年として後輩たちからは「静かな人」というイメージがあるかもしれないけど、熱い姿勢を見せてチームを引っ張っていければなと思っています。
コロナ禍3シーズン目ということで何が起きるか分からない状況なのは依然変わりません。気を抜かず、とにかく後悔のないよう、そして改めて気付く事が出来た「バスケに対する熱い気持ち」を忘れることなく、また父との約束を果たす為にも、ラストイヤー全力で駆け抜けたいと思います!
応援宜しくお願いします!

井黒桂亜(いぐろけいあ)
学年:3年
学部学科:法学部法律学科
出身校:北陸学院高等学校

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

法政大学体育会男子バスケットボール部は「部としての誇りを持ち、バスケットボールを通じて人間的魅力を磨き、関わる人すべてに夢・希望・感動を与えるチームに。」というビジョンのもと、日々の活動に励んでいます。2022-23シーズンは、2部全勝優勝・1部昇格・インカレ出場を目標としています。

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