「夢」|1年 岡部雅大【Members' voice #3】
法政大学バスケ部1年の岡部雅大です。
今回、初めてnoteを書くにあたって、自分のバスケットボールへの思いを綴ろうと思います。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
私は、小1のときに5個上の兄が入っていたミニバスに連れてかれ、渋々バスケットボールを始めました。
初めの3年間は、サッカーがやりたい、野球がやりたいなど、色々やりたいことがあったため、真面目に練習もせず、適当に練習をこなすだけ。
小4になって試合に出れるようになり、バスケをおもしろいと思い始め、ようやく必死に練習をするようになりました。
同期のメンバーに恵まれ、最高学年になったときには、大会ごとに結果を残せるようになり、いい経験をすることが出来ました。
この頃から私の「夢」は、プロバスケットボール選手になっていました。
中学生になり、すぐにバスケ部に入部。
しかし、周りの生徒はあまりバスケットボールが好きではなく、本気でバスケットボールをする生徒がいない。
真面目に練習するのは、私だけでした。もちろん結果は出ず、成長も出来ないまま時間だけが過ぎていきました。
最高学年になり、キャプテンを任せられ、チームを変えてやろうと意気込んで始めてみたものの、自分についてきてくれる生徒は数人。
結局チームを変えられず、そのまま引退。
中学の3年間を無駄にしてしまいました。
この3年間で、何度もバスケットボールを辞めたいと思いました。
ですが、高校、大学で活躍する兄を見て、「絶対負けたくない」という思いで、必死に練習を続けました。
結果を出せなかったため、推薦が来るはずもなく、自分から何校も練習会に参加しました。
どこからも声をかけてもらえず、受験勉強を初めたときに、國學院久我山高校から声をかけていただきました。
入学が決まり、毎日片道2時間かけて通学していました。
毎日送迎、弁当の準備をしてくれる親のためにもと、高校では絶対に結果を出そう、全国に出ようと思い、本気で練習をしていましたが、1年目はほとんど試合に出ることもなく、終わっていきました。
2年になり、スタメンで試合に出させてもらえるようになりました。
初めは個人でもチームでも結果を残せず、苦労をしましたが、2年目最後の大会で人生で初めての全国大会を経験させてもらいました。
私と同期たちが、たくさん試合に出させてもらい、ここで「夢」に一歩近づいたと思っていたのですが、全国の壁は厚く、2回戦敗退。
初めての全国大会は思うようにいかずに終わり、来年こそはと意気込み活動を始めた3年目。
コロナウイルスの蔓延により、ほとんどの大会が中止に。まともに練習ができず、あっという間に最後の大会になりました。全国大会を経験してるメンバーも多く、注目されているチームだったのですが、自分たちの油断から予選敗退。
個人としては成長した3年間、その一方で、チームとしては結果を出せなかった3年間でした。
この時、「夢」を叶えるためには、
もっと高いレベルで死ぬ気で練習をしなければならないと思いました。
そんな中、法政大学から推薦をいただき、入学することになりました。
初めは、緊張からか、ミスをしないことで頭がいっぱいになり、自分のプレーが何も出来ず、チームメイトたちの足を引っ張るだけ。
当然、メンバーにも入れるわけなく、試合で頑張る先輩たちを見て悔しい思いをしてるだけでした。
この時私は考えました。大学に一般で入学した兄は、どうやって試合に出ていただろう。自分より身長が低い兄は、どうして活躍できたのだろう。
色々考えた結果、兄は誰よりも努力をしていた、そう思いました。
兄の後輩の方に話を聞いたら、練習で一番声を出していたのは兄だと言っていました。
実力でも兄に勝てない私が、努力で負けてどうする。努力で負けたら、「夢」なんか叶えられるはずがない。
いつからか兄は私にとって、目標であり、負けたくない相手であり、尊敬出来る選手となっていました。
気づけば、1シーズン目ももうルーキーズトーナメントを残すだけとなってしまいました。
兄はもう卒業してしまいましたが、全てにおいて勝つためにも、兄にはもちろん、チームの誰よりも努力では負けません。
そう言いきれるように、卒業する時には「夢」を叶えているような学生生活にします。
2シーズン目は、二部全勝優勝、一部昇格、インカレ出場を目標としています。この目標に少しでも貢献できるように、個人としても結果を残せるように充実した1年にしたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。何万歩も進まなければ届かない「夢」。
かなり長い道のりではありますが、努力や自分を支えてくれている家族、仲間への感謝を忘れることなく、一歩ずつしっかりと進んでいきたいと思います。
そんな自分たちの応援をこれからもよろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?