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ハテナのハナシ

人間には三大欲求があるというのはよく聞くハナシ。確か、「食欲、睡眠欲、性欲」だったはず。本当か?食欲・睡眠欲はまだしも性欲て、アナタ別に結婚してなくても、そもそも恋愛してなくても(できなくても?)死にはしないじゃあないですかい。んだから、個人的には知識欲、「何かを知りたいと思うこと」が三つ目の欲求だと思うんだけどなあ。「うるせぇ、非リア」だって?こっちだって好きでそうしてるわけじゃないの。星回りだよ、星回り。(多分?)

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じゃあ本題。その知識を求めるとき、どうするかってハナシから。別にこの知識ってのは学術的なものじゃなくていい。「乃木坂の次のシングルのセンターが誰だ」とか、「鬼滅の刃の次の新刊の発売が何時だ」とか。とりあえず調べる、公式HPとか、Twitterとか。じゃあ逆にそれについてもう知ってる人が近くにいたとする、そしたら?「ねぇねぇ、乃木坂の次のセンター誰?」的な感じで尋ねる。まあ、今日はこの疑問文に関するハナシです。

疑問文というと大体「?」この記号がついてくる。彼の名前は「疑問符」だったり「question mark」・「interrogation mark」だったりといろいろだ。で、ちょっと脱線。このquestion とinterrogation の二つの単語、語源的にみると実は結構近い。interrogationのrogationの部分、ラテン語のrogōという動詞からきていて、その意味は現在のaskやrequestといった感じ。で、二つ目に挙げたrequest、re-をとるとquestionの前のほうと瓜二つ。さらに、questionはガチガチのラテン語由来の単語でして、まあ外見は似てないけど性格が似てる二人、てな感じですね。各々が違うルートをたどって英語になって、同じ記号を表しているのなかなかエモくないでしょうか。ちなみに、英語でquestionが使われる前までは、ドイツ語由来のfrainとかfraignが使われていたそうですが、今では死語となっています。ただ、ドイツ語には依然として残っていて、ドイツ語で「?」のことは「Fragezeichen」というそうです。前のほうに少し名残がありますね。

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さて、話は戻って、「?」のハナシへ。そもそもこの変なカタチはどこからきたのかというところに入っていきましょう。ここでは説の一つを紹介します。

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で、結局出てくるのがラテン語ということに…。question の直系の語源となるラテン語 quaestio の語頭・語末を引っぺがして上下にがっちゃんこしたのがこの「?」というわけです。信じられない…。適当すぎんか…?

そいでは、各語の疑問符の使い方についてみていきましょう。

まず、有名なのがスペイン語。疑問文を書くとき文末に「?」を置くだけじゃ飽き足らず、文頭にも逆疑問符「¿」を置きますよね。次に、ギリシア語。ギリシア語はそもそも「?」を使わないっていうオチなんですけども。で、何使うかというと、こちら「;」。セミコロンです。先ほどと違う説によるとセミコロンを上下逆にした形が「?」になったという説もあるんだとか。で、最もショッキングなのがアラビア語など右から左へと書いていく言語たち。「؟」これ。まさかの左右反転。そのまま書けばいいのに…なんて思ったりしますが。(そのままのほうが書きやすいのでは?まあ慣れかなぁ)

じゃあ日本語。日本語にはそもそも「?」を書くという文化ないですよね。文の終わりは「。」一択。のはずでしたが、西洋文化の流入、浸透によって正式文書では見られないけど手紙とかSNSでは常套句ならぬ常套句点とかしてますね。日本語はイントネーション・音の上げ下げで疑問文かを表しているので、逆に文章に書き表すときは「?」があったほうがニュアンスは伝わりやすいのかも。ただ、平安時代とか言った古文の時代は逆にイントネーションとかいう概念はなくて、助詞とか呼応の副詞が疑問文を表すために大活躍していたからこのころから「?」があったら、古文読みやすいんだろうなあって思ったりするわけで。

これ書いてるの実は午前五時前なんだよなあ、早く寝なきゃなんて思いながらこのハナシを閉じさせていただきます。はい。

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