料理教室に通ってみて-その③-【ストロベリー・ショコラ・タルト】
先日2月の限定メニュー、ストロベリー・ショコラ・タルトのレッスンを受けた。前半、タルト生地を作る時はとんでもなく疲れたが、実に可愛らしく仕上げることができた。甘さ控えめでほんのり酸っぱさが絶妙な美味しいタルトを作ることができた。
今回のレッスンの生徒3人で行われた。前回の味を占めた私は、最初に机についたのを良いことに1人席を占拠。レッスンの最初に先生が大まかな工程の流れを受講生に説明。早速薄力粉とココアパウダー、アーモンドパウダーをふるいを使って混ぜる作業から開始された。ABCクッキングでは、混ぜる材料と同じ回数分ふるいにかける、と教えている。その後溶き卵を混ぜ込んだバターをこの3種類のミックスパウダーと混ぜるのだが、これが体力のいる作業だった。バターの表面積を広くするために「切り混ぜ」と呼ばれる混ぜ方をするように講師が教えてくれた。これはヘラを使って3回程バターを縦に切った後、Jを書く形で全体を混ぜる方法である。最初は粉っぽくてパサパサしていた生地がだんだんとまとまりのあるものになっていく。不思議な感覚だ。粉っぽさがなくなると、次はボウルの側面に生地を擦り付ける。この作業によって生地の中の空気が抜け、ムラが解消される。力のいる作業のため、ポイントはヘラの根本部分を掴み、ボウルを寝かしながら上から体重をかけて潰すところだ。私がへとへとになっていると、講師から「お菓子作りは体力が必要なんですよー」と声をかけられた。
その後の工程に特に力が必要なところはなかった。タルト作りは私にとっては全く初めての体験で、ほえーと思ったことをまとめていく。一つは、1回目にタルトを焼くときは上に重石を入れたアルミカップを乗せ、生地が膨らむことを防ぐ。また、焼く前に空気が抜けるよう、フォークで生地の底を刺し、適度に穴を開ける。焼き上がったタルトは温かいうちはまだ柔らかく、型から外れにくい場合、竹串で優しく型の縁をなぞることでタルトを崩すことなく取り外すことができる。
タルトになれなかった残りの生地には、チョコレートチップを加えてタルトの2回目と一緒に焼き、チョコレートクッキーも一緒に作った。型をくり抜くには、結構な量の余分生地が発生してしまうため、この余った部分をどのように処理するのかも同時に教えてくれるのは環境保全の面からも良いことだと思う。
前回のテリーヌは他の受講生から一工程くらい遅れながら作業していたのに対して、今回は他の2名のペースについて行けた。これからも上達して行けたら嬉しい。
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