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遠回りした方が、結局は近い

各人には、それぞれ人生哲学なるものがあると思う。

私の人生哲学の一つが
「遠回りした方が、結局は近い」
という哲学。


今日まで知らなかったが
イチロー氏も同じ考えを持っているみたい。

いわゆる最短距離や最短ルートを
効率的に通っていきたいという人は
本屋の書籍の数を見ても多いと思うが
これは非常にテクニカルなものだと
私は思っている。

例えば、時系列順にそれぞれ目標があったとする。
「1年後、5年後、10年後、20年後…」

テクニカルに最短ルートを駆け抜ける人は
基本的には短期の標準しか合わせることができない。

なぜかというと
現代は特に複雑に変化しているから。

1年では変わらないものも
3年で変わる可能性はあるし
5年で変わる可能性はもっと高まる。

だから「最短ルート」で駆け抜けられるのは
せいぜい1年後の目標に対してに限る。

それは俯瞰して見れば
10年後の目標達成には最短ではない
ということはザラにある。


ここで、ルートを修正できるかどうか
というのは、望んでいない経験や
苦手なことにどれだけ向き合えたか
だと私は思っている。

確かに1年後の目標達成のためには
遠回りしているかもしれないが
5年後、10年後の目標に対しては
照準が正しく示されていると思う。


ちなみに現代で立てる目標は
せいぜい5年後くらいまでにした方がいい。

それ以上先の目標を立てる場合は
あまり具体的なものにしない方がいい。


私の場合、30代までに場所を選ばず仕事ができるようになる
というのが、中長期的かつ抽象的な目標だ。

そして具体的な手段として
法人営業とPMを経験してきた。

ここまででは私の目標は叶いそうに見えないが
私は4月から開発エンジニアになる。

私の思い描いているキャリア像は
「顧客折衝ができる開発エンジニア」
つまりゼネラリストになること。

「開発エンジニア」だけでは
大した希少価値がないかもしれないが
そこに「顧客折衝ができる」というものが加われば
一気に他のライバルを置き去りにできる
ポジショニングに行ける。

これが私が「遠回りした方が、結局は近い」
と考えている理由、そしてその哲学に則って
選択してきた軌跡だ。

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