福山雅治の「桜坂」のルーツの1つでもある西海市・松島の「桜坂」
「桜坂」・・と言えば、福山 雅治のヒット曲ですが、そのイメージの素になった場所は、実は2ヵ所あります。
1ヵ所は、今やメジャーとなった、東京都大田区の桜坂。
そして、ここ西海市松島にある桜坂。
wikipediaというのは、一般人が都合のいいように書きこむものなので、「桜坂」を検索するとwikiでは「・・・なお当時は長崎県西海市大瀬戸町にある松島の桜坂や福岡県福岡市にある桜坂という説もあった」と、いかにも「便乗」みたいな立場になっていますが、絶対にそうではありません。
何年のいつ、かまでは、覚えていませんが、福山自身が、FMラジオの番組の中で「実は、桜坂の元になった場所には2か所あって、東京都大田区の桜坂と、松島の桜の咲いていた坂道だ・・」とはっきり述べています。
長崎工業を卒業した福山は自宅からほど近い「システック井上」という会社に就職し、火力発電所のある松島に出張で来たと、これも番組の中で述べています。
但し、発電所に続く桜並木が「桜坂」と当時呼ばれていたわけではありません。
小さな島に・・・と思うほど、見事な「桜坂」が、そこにはあります・・・・
東京の桜坂とは違い、見頃を迎えていても、平日にはほとんど人影がありません。
でも、だからと言って、桜が「卑屈」になるはずもなく、ご覧のように桜の見事なトンネルをつくり、咲き誇っています。
あたりには、時々ウグイスの鳴く声が響く以外、風の音しかしません。
この日は、散り始めた花びらが路上にも落ち、上も下も薄ピンク一色でした。
曲を入れます。ここの「桜坂」には、アコギ・バージョンが似合いそうです・・・
坂のふもとにある「桜坂」という名のバス停。
この島にも、少子化の問題が起きていました。この島には、既に中学校が廃止となっていますが、小学校にもどうやら廃止の影がしのび寄ってきているようです・・・・
松島小学校の開かれた窓(カーテンが見える)からは、賑やかな授業の声が流れてきていました。
島の人たちにとって小学校が無くなってしまう・・というのは、島の「希望」「活気」の源を奪われてしまうようなものでしょう・・・・
何としても、未来に向かって開いていく「美しき花」である子どもたちの為に、この島の小学校を守り抜いてほしいと思います。
「桜坂」の桜吹雪の下を歩いていく子どもたちの姿が無くなってしまえば、「桜坂」が毎春咲き続ける意味がありませんから・・・。
※元記事は2011年に書いたものであり、松島小学校は、2013年3月をもって閉校となりました。
今となっては、何が何でも「ここもルーツの1つである」と主張したいわけではなく、ただ事実を事実として述べているだけです。
そんな人のしがらみとは関係なく、今も松島の桜は、毎春咲き誇っているはずです。
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