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「決断」は、「試行錯誤」の後にしか出来ないものである

多くの若者が、「人生最大の」と言っても過言ではない「決断」に、高校卒業後(或いは中学卒業後、大学、専門学校卒業後)迫られる。
就職・就労である。
場合によっては、数十年から半生に及ぶこともあるから、その決断は重要極まりない。
しかし、ほぼ全員が、「決断」に至る為の「試行錯誤」を経験していないので、「決断」というよりは、「選択」或いは「成り行き」である場合がほとんどであろう。
その結果、新卒者の3割が3か月以内に辞める。当然のことであろう。
若者に問題があるわけではない。
「自分が抱いた夢や理想に向かって仮説を立て、挑戦してみる。うまくいかないなら、フィードバックから新たな方法を考えて再挑戦する」という思考錯誤を経験していないのに、そんな大事な決断などできるはずがない。
昔と違って、今の若者は多様な価値観を共有しているし、SNS等でそれらを裏付ける情報も十分に保持しているから、「とにかく3年我慢しろ」などという言葉には騙されない。
しかし、皮肉なことに「辞める」という行為によって、人生で初めて「重要な決断」を経験したことになる。

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