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2023年2月の記事一覧

実に爽快な読後感であった マーク・W・シェイファーの「 ヒューマン・マーケティング戦略 」

この記事タイトルとアイコン、どう考えても素通りされそうです!(笑)^^;;;; 特に若者は、まず読まないでしょうね(TT) でも、この本、最近読んだすべての本で、もっとも面白かったです。 標題のように、「実に爽快な読後感」でした。 もっと言いますと、読み終わった後、著者であるマーク・シェイファーさんと、「さっき、近くのファミレスで談笑してきた」みたいな気分でした。 ところどころ、軽いジョークも交えて、親しみやすい語り口とでも言うのでしょうか! ウィットのある人は、ちゃんと気

長崎弁かるた TV・CM 家族編

もうかなり昔、地元の放送局KTNの開局40周年か何かの記念事業として制作した「長崎弁かるた」に参加させてもらった時のもの。 かるたは、2万部作ったが、あっという間に売れたそうです。

小松 菜奈の、圧巻の「目の演技」 ~  「余命10年」

私は、原作本も見ていないし、原作者のことも何も知りませんでした。 ちょうど他の映画を観ていたのですが、途中で眠くなって寝てしまっていて、気付くとその映画は終わっておりまして、何か次の映画が始まっていました。 何のことはない。息子がAmazonに切り替えて、映画「余命10年」を観だしたのでした。 ほぼボーっとした状態で、その映像を見ていたのですが、何やらものすごくきれいな映像で、これは「CGなのか?」とも思ったのですが、どうやら、そうではなさそうです。 主演が小松奈々さんだと

外国人留学生たちに、絶賛歌わせようとした「赤い風船」だったが・・・

日本語学校の校長時代、私は、たまに「日本学」みたいな授業を持っていました。 当時、ネパール人が多く、歌が生活に非常に密着な関係にあるこの国の若者に、日本語を教えるなら「日本の歌だ!」と悟りました。 どの曲がいいか思案した挙句、選びに選んだのが浅田美代子さんの「赤い風船」。 若い先生などは「???」という反応でしたが、私は、構わずこの歌を有志の先生たちと学生の前で披露し、歌詞をひらがなで書いて教えました。 歌詞の意味も「A girl lost the little red b

作詞家 松本 隆さんが亡き妹さんを想ってつくった 「 君は天然色 」

過日、NHK第1放送の番組を聴いていると、作詞家の松本 隆さんが録音のインタビューで出演されていました。 その中で、大瀧 詠一さんの最大のヒット曲でもある「君は天然色」の歌詞が、当時26歳という若さで心臓病の為、早逝された松本さんの妹さんの思い出を詞にしたためたものであることを初めて知りました。 この曲を初めて聴いたのは、高校生の頃。 高校の卒業文集に、クラスの「恰好つけ」が「思い出はモノクローム色をつけてくれ」と書いていたイメージもあって、何となく軽いアップテンポの曲だと