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少しラクに生きるためのヒント

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#マーケティング

chatGPTなどのAIは、使い方に要注意 -「みんなに向けられたものは、下手すると誰にも刺さらない」

商売や経営を考える者なら、だれでも「効率化」「消エネ化」「低コスト化」に取り組むだろう。 「chatGPT」などは、まさにその為に開発されたものと言ってもよいだろう。 しかし、一方マーケティング上、重要なことのひとつに、「どれだけ自分という個の存在に関心を持ってくれるだろうか?」ということがある。 すなわち、「買ってくれる、ただの客」としか見ていないならば、そのサービスや商品のファンになる可能性は、クオリティに比べて、熱烈なファンになる可能性は低いだろうし、逆に「どのような

働いている限り必ずミスはある。しかし、それは重要な意味があり、またチャンスとなる。

企業の世界番付の上位と言えば、AmazonだとかMicrosoft、Google(Alphabet)などが、すぐ浮かぶだろう。 そのAmazonやGoogleでさえ、かなりの頻度でミスを出している。 インターネットにバグはつきものなのだ。 毎日のようにバグをとっている。 なぜならネットのビジネスにパーフェクトはあり得ないからだ。 そんなことをしていたら商売にならない。 ローンチ或いはリリースしてみて、バグをとって様子をみて修正する。 このトライ&エラーは、ヒトの働き方、人生に

雑貨屋さんの商品が、なぜ売れにくいか?

ディスプレイしてある状態を眺めるというのが、とても心地よいからである。 商品の1つを自分の在所に持って帰って置いたところで、同じ心地よさが得られるとは想像できないからである。 では、店の片すみに職人が作業をしていて、卓上にはいろんな道具や、贈り物にパッケージする為の色とりどりのリボンや小箱がずらっと並んでいたとしたら、どうか?

商いは、コスパとクォリティだけで勝負してはいけない。必ずWin-Winとなるよう第3案をセッションせよ

商いは、コスパとクォリティだけで勝負してはいけない。必ずWin-Winとなるよう第3案をセッションせよ。 第3案とは、「お互いがプラスとなるような折衷案、あるいは妥協案」と考えてもよい。 コスパとクォリティ、そして「嘘やごまかしのない誠意」は、商いの基本となるものだが、それだけだと「善意や誠意を逆手にとられて」Win-lose、あるいはWin-lose loseとなってしまうこともある。 一見、クライアントにとっては、いい事ばかりのように思えるが、結局この関係はよほどクレ

「自分に関心を持って、尊重してくれる存在か、どうか?」ー これで、人は応援するか、失敗を期待するを 決める

「自分に関心を持って、尊重してくれる存在か、どうか?」ーこれで、人は応援するか、失敗を期待するかが決まる。 それ以外に応援するとすれば、それは「自分に利益が期待できる場合」であろう。 結局、人の感情と行動というものは、そんなところで決まるのである。 とすれば、商売において、子育てにおいて、社会活動一般において、どのような心構えと態度でやっていけばよいかがわかってくる。

なぜ「クレーム」が、重要なビジネス・チャンスとなるのか?

「クレーム」というのは、ある商品やサービスについて、かなり熱量の高い要望であるからです。 例えば、「せっかくお金を払ったのに、この商品はすぐにダメになってしまったじゃないか!」 「家族の誕生日のお祝いで食事しにきたのに、待たせてばかりで、店員の対応も悪いし、おかげでせっかくの誕生日が台無しになったじゃないか!」など。 いずれも、「ちょっといい気分になりたいし、望みを叶えてほしいから、そちらの商品やサービスを選んだのに、結果嫌な気持ちにさせられた。そちらがそんな商品を売らなか

「啖呵売」という話芸による、上級の販売方法に、新しく学ぶ②「この人から買いたい!」

長崎市には、昔から「おくんち」と呼ばれる祭りがあります。 毎年、10月の7,8,9日に行われるので、「9日=くんち」と呼ばれるようになった祭りです。 昔は、一帯を埋め尽くすほど露店が並び、賑やかでした。 子どもの頃は、山車などよりも、にぎやかな露店めぐりが楽しみで、友だちと繰り出していたのですが、もっと昔を辿ると、より活気が溢れていたことがわかります。そこでは、すばらしい「話芸」とも言える啖呵売が至るところで行われていたようです。 ところが、ここ数年と言うか、数十年と言うか

「啖呵売」という話芸による、上級の販売方法に、新しく学ぶ①「車 寅次郎の啖呵売」

啖呵売(たんかばい)という昭和の時代まで盛んであった、非常に巧みで上級な「販売方法」をご存じでしょうか? 記憶に新しいところ?では、映画「男はつらいよ」シリーズの主人公、車 寅次郎が的屋(てきや)として縁日の露店で行っていたのがこれで、巧みな話術で人を集めて笑わせ、さらりと物を売るといったものです。 特に寅次郎が商売をしながら述べる口上は、鮮やかなものとも言えるものです。 どうです。目で追うだけでもうっとりとしますね。 声に出して読んでみるだけでも、何だか元気がでてきま