渋谷怪談2 (2004)
製作国: 日本
上映時間: 1 時間 11 分 (71 分)
日本公開: 2004 年 2 月 7 日
監督: 堀江慶
U-NEXT で視聴。
うろ覚えのストーリー
コイン ロッカーの鍵を受け取った女子高生は、子どもの幻影に苛まれるようになる。そのコイン ロッカーを利用した者は次々と怪死する。
レビュー
堀北真希がいてくれて良かった
星 2 ★★☆☆☆
物語の時系列は、同時上映の前作『渋谷怪談』と直接繋がっている。
ヤられてしまった前作の主人公 (水川あさみ) からコイン ロッカーの鍵を引き継いだ主人公 (堀北真希) は、同じく呪いに巻き込まれた人々と共に、コイン ロッカーの呪い "さっちゃん" と対峙する。
映画の出来についての感想は、前作とほぼ同じである。
断じてレビューをサボっている訳ではない。本当に似たような読後感なのである。
あまりに酷い演出やストーリーの破綻はないけれど、特に素晴らしいシーンもないため、鑑賞後にはほとんど何も残らない。
"さっちゃん" の攻撃手法も単調で、既視感が強い。
あえて言うならば、前作と比べると、怪奇の原因を探るという展開もなく、既に前作でいきさつまで説明されたコイン ロッカーの呪いを中心にずっと話が進むため、71 分がより長く感じた。
そして、堀北真希は変わらず美しかった。
堀北真希がいなかったら、この映画を最後まで観ることは幾分しんどくなったはずである。ありがとう、堀北真希。
前作と同じくいくつかの都市伝説がモチーフとして利用される。
こういうオカルトチックな都市伝説に触れると、平成の空気が懐かしい。
ワクチンを打つと 5G に接続されるとか、トランプは爬虫類と戦う光の戦士であるとか、令和の都市伝説 (陰謀論?) には利害の匂いがして辟易してしまう。
もっと日常的な恐怖に根差した、フォークロア的な都市伝説が産まれてほしいものである。
完全な蛇足ではあるが、コイン ロッカー ベイビーといえば、以下の 2018 年の事件が印象に残っていたので最後に共有したい。
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