もうひとりいる (2002)
製作国: 日本
上映時間: 2002 年 12 月 7 日
日本公開: 1 時間 3 分 (63 分)
監督: 柴田一成
U-NEXT で視聴。
うろ覚えのストーリー
駆け出しの女性アイドル 3 人が学校でグラビアの撮影をしていると、自分たちにそっくりな何かが現れて殺しにくる。
レビュー
もうひとひねり要る
星 2 ★★☆☆☆
特にひねりのない、シンプルなドッペルゲンガーもの。
最後までテンポよく見られたが、残念ながら、特別に怖いシーンや予想外の出来事はなかった。というよりも、ほとんど怖くはなかった。
主題となるドッペルゲンガーには、これは人間とは違う別の何かなのだとはっきり伝わる、不気味さや気持ち悪さの表現がもっとあって欲しかった。
顔をつかった恐怖表現は悪くはないが、どこか既視感がある (漫画『寄生獣』か？)。
ドッペルゲンガーと本人の身体が同期するという典型的な設定も、もっと工夫して展開に活かす余地があったかもしれない。
ありがちな「どっちが本物でどっちが偽物なんだ」「おまえは本当に本物なのか」みたいな展開は抑えめであり、その点は安心。
登場人物たちはとりあえず校舎の外に逃げるべきではと思ってしまったが、ロケーションの都合からか、物語は校内で完結した。
本作の監督の柴田一成は、『渋谷怪談』シリーズのプロデューサーも務める。懐かしの『リアル鬼ごっこ』の監督でもある。
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