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ホラー漫画日記。最近伊藤潤二を読んでいる。

会社の同僚の子が次々と伊藤潤二の漫画を貸してくれるものだから、とても心が潤っている。
もともと漫画が好きで、昔からよく買っていて、以前は漫画に囲まれた仕事をしていたし、漫画喫茶も行ったりして読む機会がたくさんあった。
だけど、だんだんと買い続けていた作品が完結し新たな作品を開拓しなくなって、漫画から遠ざかってだいぶ経ってしまっていたのでうれしい。

前記事は、タイトルは押切蓮介の『サユリ』なのに、結局伊藤潤二多めの記事になってしまった。
その続きです。
『うずまき』読みました。
推察とかでなくただの感想です。
「うずまきというものに神秘的なものを感じる
何か不思議な力が秘められているに違いない
うずまきはものを吸い込む。それを図案化した模様もまた人の目を中心へ引きつける力がある…」
と、作中にあるが伊藤潤二はうずまきが怖いのではないだろうか?吸い込まれそうな無限に続きそうな。
取り憑かれてしまうと、かたつむりも台風の目も灯台の灯りも蚊でさえも恐怖の対象になってそこからアイデアが膨らんでいったのかなと感じた。
恐ろしいことばかり起こってストーリーの幅広さに私の頭が追いつかなかった。

その中で、もうこれギャグでしょ!と思える展開やセリフがあり笑ったシーンを紹介したいと思います。

主人公の桐絵もついにうずまきの影響を受け長い髪がグルグルしてしまう。

強そう…!

うずまきは人の目を引きつけちゃうから目立って困っている桐絵とは対象的に、目立ちたい同級生もある日、髮がグルグルになって現れ、対抗意識剥き出しでなぜかバトル漫画になるところに笑った。

動きが遅い片山君という生徒が、うずまきの呪にかかったかヒトマイマイというかたつむりに変化してしまった。
「そして 結局、片山君がどうなったかというと…」

「学校で飼うことになったのです。」

…おもしろいシーンではないんだけど、この妙な説明口調と状況のギャップがツボで。
学校で飼うことになったのです。て!
人間だった生徒を!
ただ、このかたつむり化は後半にも出てきて悲劇になるんですけどね。
またおもしろい作品に出会って感想など書けたら、と思います。


ここからは余談。
私は文章を書くのがとても遅い!すごく考えてしまう。さらに何度も見直して推敲に推敲を重ね、公開まで時間がかかってしまう…さほど内容変わらないのに(笑)

前記事を書き始めたのは、8月24日(土)午後だった。メインの題材にした映画『サユリ』は8月23日(金)劇場公開で、翌日24日(土)のレイトショーを観に行ったのだか、観に行く前から書き始めていた(笑)
もうサユリが面白くて感想がたくさん書けようが、面白くなくて書けなかろうが、その流れでホラー漫画の話につなげる構想ではあったから。

その書き出しは、こう。
今週公開の押切蓮介の漫画を原作のホラー映画『サユリ』を観てきた。」
それが、その週には書き終わらなくて。
先週公開の押切蓮介の漫画を原作のホラー映画『サユリ』を観てきた。」になり
9月7日にやっと公開した時には
「押切蓮介の漫画を原作のホラー映画『サユリ』を観てきた。」となったのだった…

追記
早く記事を書きあげて借りている漫画を返さなければと急いで公開したところ、見出し画像を付けていなかったことに気付き、思い立ってイラストを描いてみることにした。
そして描くのも遅いから、結局また延びたのだった…

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