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牡羊座の解釈編〜門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみた13〜

毎日投稿347日目。門馬寛明先生の「西洋占星術」を読み解いてみたシリーズ13で、12星座シリーズも今回で最後です。今日は牡羊座の解釈をご紹介します。

◆牡羊座とは

牡羊座は、十二月の夕方、頭上南寄りに見える星座です。その星の配置は、ふり返りながら走る牡羊の姿になっています。そのなかで、もっとも明るい星二つが牡羊の両方の角にあたります。ギリシア神話で、継母に殺されようとしていたかわいそうな兄妹、フリクソスとヘレーを救い出した金色の毛の牡羊です。羊は、空高くって、二人を安全な場所まで運ぼうとしたのですが、あまりの速さに、妹のヘレーは目がくらんで海に落ちてしまいました。急ぎ走りながら、海で溺れてしまったヘレーをいたんで、何度も何度もふり返ってみた牡羊の姿が、そのまま星座になっているのです。
太陽がこの星座にやどる、三月二十一日から四月二十日のあいだに生まれた人は、生まれ落ち
たその瞬間から、一生を、この星座に支配されることになります。正義感に燃え、理想をもち、弱い者を助けて、目的地に突進する、この牡羊の性格が、そのまま、牡羊座の人に伝えられます。ただし、その突進が、あまりに激烈なため、途中でのこまかい配慮に欠けるところがあります。そのため、この牡羊は、ヘレーを海に落とさねばならなかったのです。
このように、この星座の特性は、「♈️」というシンボルに象徴される、大きな角をもった、勇猛な牡羊の性格です。「♈️」は同時に、発芽する植物の幼芽をも象徴しています。堅い殻を破って伸びる、積極的な「勢い」を示しているのです。この星座の下に生まれた人が、つねに、「頭角をあらわそうとする向上心」をもつのは、こうした、星座の影響を強く受けているからにほかなりません。
牡羊座の守護星は「火星」です。火星は、古代から、戦闘の神(マース・Mars)といわれ、とくに牡羊座の人に強く働きかけて、戦術や、開拓の精神をさずけたのです。したがって、はげしい競争、たとえば、入学試験や社内の派閥争い、あるいは人生上の困難に遭遇しても、つねに毅然とした態度を失わず、切りひらいていく実行力を、牡羊座の人は、もつことになるのです。
こうして、星座自身があたえた「向上心」と、火星がさずけた「戦闘力」は、あわせて、この星座の人を断固とした理想の追求者にしないではおきません。また、友人に対しては、有力な味方となります。弱者をかばい、擁護しなくてはいられない性格なのです。親切で、むこう意気の強い統率力も牡羊座の特色です。
この星座の欠点は、この特色の裏がえされたものです。つまり、むこう見ずに突き進むあまり、その途上で派生する小さな問題や、人の心のこまやかなひだが理解できないのです。

→皆さんが想像する牡羊座のイメージそのままですね。牡羊座の欠点として細やかな部分に目が届かないとか感情の機敏が分からないと記されてはいますが、当たり前ですが、後天的な努力でいくらでもフォロー出来ると考えています。

◆ 牡羊座の人が向いている職業

力の強い「頭角」が牡羊座のシンボルであるように、この星座の人は、単調な仕事のくり返される職場では無能者です。何か新しい画期的な仕事の行なわれるところや、切りひらかなくてはならない危険や、戦闘や、困難のあるところにこそ、牡羊座の人の才能が生かされるのです。
非常事態や、新事態が発生しても、すぐ、それに対処していける独創的な戦闘力をもっています。ですから、人に使われるよりは、むしろ、人を使う立場に立ったときのほうが、実力を認められます。責任者になって初めて、有能な、活動性や開拓性を発揮できるのです。それに、部下の扱い方も上手です。かばうべきときにはかばい、鍛えるべきときには鍛えます。部下の功績や努力を十分に認めるだけの、裁量の広さもそなわっています。
どんな職業にはいっても、こうした牡羊座の性格を存分に生かしさえすれば、失敗はないはずですが、とくに、適しているのは、体当たりでいく職業です。たとえば、新聞・雑誌記者、ルポライター、PRマン、営業マン、プロ・スポーツマン、自動車レーサー、映画俳優、作家、スポーツのアナウンサー、中小企業経営、とくに鉄や紙・ガラス・プラスチックの加工業、調理師、私立探偵、映画・スポーツなどの監督業などがあげられます。
女性で中小企業や、喫茶店の経営者になれるのは、ほとんど、この星座生まれの人です。女性
に欠けがちな、自力で何事も切りひらいていく根性を、この星座の人に限って、豊かにもってい
るからです。

→先頭切って闘っていく仕事こそ、牡羊座らしさが発揮できると述べています。誰かに相談したり迷う前に、自分から積極的に動いてしまう星座ですので、占いとは一番縁遠い星座かもしれません。

◆ 牡羊座の金運上昇のための秘訣

牡羊座の人は、こまかい商才にも、他力本願のギャンブルの才にも恵まれていません。緻密な計算を要するお金もうけの方法も、運という、自力ではどうにもならないものにたよる方法も向いていないのです。したがって、利殖の方法としては、その中間とも考えられる、投資的な方法、とくに「株」が適しているといえます。それも、あまり範囲をひろげずに、不動産、鉄鋼、重工業に目標をしぼります。

→お金儲けには向いていないと記されていますが、自分はあまりそう思わないですね。牡羊座らしく攻めて攻めてを繰り返せば、自ずと後からお金は付いてくるはずです。

◆牡羊座にふさわしいパートナー

牡羊座の天性には、勝気で、意地っぱりで、負けずぎらいなところがあり、自分の言行には確信のある人だけに、独断と独善的傾向もあるはずです。ですから、このペースに、よく合う相手を選ぶことがたいせつです。

と記されており、牡羊座と相性が良い星座として、獅子座と射手座を挙げています。獅子座は、「呼吸を上手に合わせ、あなたの生活方針によく従う最上のパートナーになれる」という意味で、射手座は「おたがいの特性をそこなわず、無条件の降服もせず、あなたを思うゆえに、あなたがきらいなら好きなテレビも見ないで暮らす同調性がある」という意味で向いているとしています。つまり、牡羊座に付いて来てくれるくれる人が望ましいとしています。確かに、牡羊座が他の星座に付き従う様子はあまり想像しづらいです。

◆最後に

西洋占星術の本を読んでいると、「前の星座の性質を否定する」という表現がよく出てきます。しかし、自分は太陽牡牛座ですが、前の星座の牡羊座の性質(イケイケドンドンな感じなど)むしろうらやましい面がたくさんあります。それでは、牡羊座から牡牛座はどのように見えているのかは気になるところです。

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