副業まで他人の尻拭いかよ

毎日が他人の尻拭い案件、Webライターというより、完全にSEOディレクターの域に入りました朱鞠 内子と申します。

前の記事にも書きましたが、本業は7月から部署が変わり、異動先のSEOを担当しています。

とりあえず色々整理してみましたら、構成から丸っとやり直しレベルの記事が10本ございました。
もはややり直しではなく、新規作成の扱いですね。

前任も知見のある人間が担当してくれていたならば、私は11本目からのスタートを切れたはずなのですが。

前任の尻拭いスタートは、弊社ではデフォルトですので、ため息をつきながらも、着々と進めているところであります。

さて。

副業までもが香ばしい様相となってまいりました。

初の副業受注案件は、クライアントが新しく企業サイトを作り、SEOに注力していきたいというプロジェクト。

私は記事のSEO担当として契約し、Webサイトの制作については別の会社が入っています。

クライアントがどのようにこのWeb制作会社を連れてきたのかは不明ですが、クライアントはその会社に相当な信頼を置いている様子が伺えました。

しかしながら、今思うと、サイトを新しく作るのに、全体MTGが2回しかなかった時点で雲行きは十分に怪しかったのです。
(うち1回は私からの申し出)

とりあえず、Web制作会社の代表氏(以下A氏)が統括のWebディレクション、私はコラム記事全般の担当という形でプロジェクトがスタートしました。

なお、2回目のMTGで、A氏側の制作は順調に進んでおり、何なら私さんの記事待ちです。くらいのことを言われます。

リリース日もA氏が勝手に決め、ああ本当に私待ちなんか…という感じの状態となり、それ以降、本業を休んでまで(!!)必死に記事を書き上げました。

しかしながら、リリースが近くなって、状況が一変します。
本来A氏側が請け負う部分のテキストのライティングを私に投げてきたではありませんか。

は?

と思いましたが、プロジェクトの上長はA氏です。
逆らうことなく素直に応じました。

さらに時が進み、どうやったって今の時点でそれができていないのはおかしいだろ?ということが目につき始めます。

修正したほうがよいのではないか?と指摘をすると、A氏はあからさまに嫌な顔。

そしてリリース日当日を迎えました。


……え?待って。そのままリリースしたの?

誤字数十箇所、動作不良、画像崩れ……

え、え、えっ?????


リリース前の最終チェックをしないWeb制作会社を生まれて初めて目の当たりにしました。

さらに、状況証拠から、A氏の会社はSEOの知見が皆無なことが露呈。

SEOわからないのにWebディレクションとはこれ如何に……

リリースしてしまった以上はさすがに黙っていられず、取り急ぎヤバすぎる箇所について私が修正指示をだしました。

クライアントは私達を信用し、笑顔で仕事を任せてくれています。
こんなこと、プロとして、いや、社会人としてあってはならないことでしょう。

当然、クライアントにも今の状況がどういった状態なのかを伝えました。
リリース前にチェックしないのはあり得ないということも。

現在、A氏の会社が首をつなぐラストチャンスとして、私に主導権を譲渡する会議がおこなわれようとしています。

はい、盛大な尻拭いです。
完全なる他人の尻拭きです。

Webサイトを新しくリリースするって、SEO的にメリットが大きいんですよ。
最新の知見を盛り込んで、丁寧に作り込めば、スタートダッシュに成功することもあるのです。

せっっっっっかくの新規サイトが、台無しですよ。
たぶん誰よりもがっかりしてるのはこの私。

クライアントの代表は、将来を見据えて絶対にSEOをやっていきたいという強い信念をお持ちです。
私はその期待に応えたくて、この2ヶ月一生懸命やってきたんですけどね。

A氏の会社と喧嘩する勢いで、早い段階でもっと強く出ておけばよかったと後悔しています。

おそらく来週には方向性が決まるでしょう。
次回に続く……

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