初心者🔰でいること

ーー本題入る前にーー
このイラストは私が描いたものです。
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私はこのまま彼氏と付き合って行けるのだろうか。

過去の彼はあんなだった、こんなだった。
好きな人はこんな人だったから、それとは違う今の恋愛は恋なのだろうか。

そんな答えも出ない悩みに悩まされてもうすぐ2年が経つ。

答えが出ないことは分かっていても答えが欲しい。
どうしてこんなにも自信が無いんだろうか。

逃げ出したく、別れたいなと思ったことも何度もあった。
別れたら別れたで時間が経てば振り返らないだろうなとは思ったけど、別れることに意味を見いだせなかった。

苦しいならまだしも、毎日楽しいのに。
むしろかなり恵まれていると思う。苦しかったらいつでも聞いてくれて、こんなにフィーリングが合う人とこれから出会えるだろうか。
もし出会えたとしても、きっと同じことを繰り返す。私は彼氏を過去の人と比べ始める。

今やるべきことは、逃げることじゃなくて向き合うことなんだろうなあと思う。
すぐ「別れ」を頭に浮かぶなんてほんと失礼だと思う。
それは最終手段であって、気持ちを確かめるために使うものじゃない。分かってても頭をよぎる。

なにか対策はないかと思った時に出たのが「常に初心者でいる」ことだった。

恋愛を経験してなかった頃は、比較対象なんかない。その人が初めてだから、こんな悩みもなかった。

恋人を元彼や他の人と比べても仕方ない。元彼は元であってここにいなくて、今の彼は全くの別人なんだ。

それに何度も思い出してるうちに私の記憶は美化されている。もう正しい記憶なんか持ってない。
なおさら思い出す必要が無い。過去に戻ることは出来ないのだから。

これは恋人だけでなく、趣味や仕事に対してもそうかもと思った。

私はイラストを描いているけど、「自分はすごい」と思ってしまうと「じゃあもっと描こう！」ではなく「もうかけているから練習しなくていいや」になってしまう。
それでいて上手い人を見ると、自分の実力との差に愕然とする。自分がこんなに下手だなんて認められないと思って放棄してしまう。
ピアノも同じ理由で放棄していた。だからといって下手くそだと思っていても、練習しても意味が無いと思ってしまう。

だから、「常に初心者でいる」という心はとても良いものではないかと思う。
初心者なら、下手でも仕方ないと思える。
何も知らないから、比較も何も無い。
色んな知識を得ても、ずっと初心者だ。
そう思おうと思った今日の朝だった。