Stadium of Dreams

　本項は、少数の伝聞情報と僕個人の考えをもとにした、言ってしまえば妄想の類です。そういうものとしてお楽しみください。
（ヘッダー：エディオンピースウイング広島https://www.sanfrecce.co.jp/stadiumpark/gallery/から）

はじめに

　喜ばしいことに、来年は広島（サンフレッチェ）、金沢（ツエーゲン）、長崎（Vファーレン）と、新たなサッカー専用スタジアムが3つも完成する予定です。特に広島は我らが京都サンガと同様、長年にわたってスタジアムを求めてきたチームで、サポーターの皆様には「おめでとうございます、専スタ最高ですよ！」とお伝えしたいです。
　しかし、小野寺FCは横浜スタジアム計画を取り下げ、平塚（ベルマーレ）、秋田（ブラウブリッツ）、鹿児島（ユナイテッド）のスタジアムは暗礁に乗り上げてしまっている様子。サンガサポなので理解していますが、専スタへの道のりはやはり簡単なものではないようです。そもそも湘南はスポンサー絡みの問題はどうなるんですかね...。

2024年以降に完成する日本のスタジアム

地域密着とvs自治体

　僕は自治体が嫌がる理由もわかります。建設費は確実にペイできないし、公共の箱物なのにグラウンド部分は市民に開放できないし、コンサートとかもしにくいし、もしそれで芝が荒れたら文句言われるし（聖火リレーの時はボロクソ言いましたが）。
　「公共事業なのに収益性を求めるな」とか「野球場とか陸上競技場はどうなんだ」とかいう人もいますけど、ただでさえ収入の減ってる自治体が、プロスポーツのために、高い金かけて作るんだからそれを求めるのは当たり前でしょう。町の野球場みたいに申請して借りられるものでもないし。
　ま、スタジアムが建たなくて自治体にいら立つの、よくわかります。でも、そもそもクラブがスタジアムを自前で建てる金も力もないからホームタウンを頼るわけで。冗談みたいな計画を平塚市にぶち上げた挙句、市長に非難された！茅ヶ崎に移転だ！みたいに吹き上がるサポーターの方々、あれやめたほうがいいですよ。リーグとして地域密着を謳っておきながら、自治体と争うのってどうなんでしょう。サンフレvs安芸高田の時にも思いましたが、サポーターがSNSで自治体攻撃するのクラブのためにならないです。
　税リーグ。当然サポーターは反発しますし、言われると僕も悔しいです。ただ、昔も今もこの罵倒はクリティカルであり続けてると言わざるを得ないんじゃないかと思っています。

人工芝は1つの回答になりうるか

　そこで1つ提案したいのが、人工芝です。

クレー、天然芝(エバーグリーン)、人工芝のメリット・デメリットなど特徴を徹底比較。 マルソル株式会社 | 大阪/東京

　この会社によると、初期投資こそ人工芝のほうが高くなるらしいですが、言うまでもなく天然芝には巨額の維持費がかかり、稼働率も雲泥の差。その差は少なくとも5年以内には逆転し、それ以降差は広がるばかり。人工芝なら雪でダメになることもないし、どうしてもやりたいらしい秋春制（実際は夏夏制）の追い風にもなります。ヨーロッパでも人工芝でトップリーグやってる所もありますし。寒いところとかシントトロイデンとか。当然デメリットはありますが、雪国クラブとか貧乏クラブにとってはメリットのほうが勝つはずです。
　ただし、日本では人工芝スタジアムは認められていません。常識ですが、Jリーグのスタジアム基準が天然芝しか認めていないからです。

　疲れたので、ライセンスについてはまた後日。