見出し画像

何が問題なのか J1:MDex 京都vs秋春制

はじめに

 マリノス戦はちゃんと見てませんが、ゴール裏とキジェでいざこざがあったとか。個人的には、ブーイングしたくなるサポーターの気持ちも、キジェを擁護したくなる気持ちもわかります。ただ、カッとなって言い返すキジェに不安を覚えたのは確かです。なんせ前科持ち。サンガが昇格できたのはキジェが来てくれたからですが、それはキジェが1年間だけの禊(笑)でJリーグに戻ってこれたからだということ、サンガサポは忘れてはいけないのです。
 ただ、決めつけるのはさすがにまだ早い。冷静になってくれることを望みます。

移行は確定

 本題です。ACLの秋春制が開始し、それに伴って?Jリーグの秋春制議論が加速しています。というよりは、もう決定事項なんでしょう。雪国チームからは反対の声が上がっていますが、そこはJFA+野々村、たいして議論もしないと思います。
 想定されるカレンダーがこちら。

https://hochi.news/articles/20230425-OHT1T51233.htmlをもとに作成

 今回はこのカレンダーをもとに、「京都サンガにとって」秋春制のメリット・デメリットを考えていきたいと思います。なお、この考察は京都在住のいちサポーターによるものですので、クラブの考えとは一切関係ありません。また、今記事は結論が言いたいだけのクソ記事なので、サンガに興味のない方は目次に戻って結論に飛んでください。

京都にとってのメリット

①海外輸出しやすくなる

 ご存じの通り、サンガユースは制度・思想ともに優れており、各地から有望な選手がやってきます(最近は優位性が薄れてきているような気もするが)。卒業生にもJ1クラスの選手がたくさんおり、中にはヨーロッパを狙えるポテンシャルの選手も。そうした選手を売りやすくなるのは、個人的にはメリットであると思ってます。同じリーグだと…ってなることもありますが、海外だと心置きなく応援できるじゃないですか。というのはさておき、選手売却益はやっぱり大事ですし、なにより「サンガユースに入ればヨーロッパに行けるぐらい成長できる」と有望な小中学生が思ってくれればユースは強くなるし、トップも強くなれます。
 「ヨーロッパに引き抜きされやすくなる」という反対意見は理解できます。が、結局地理的に引き抜く方にはなれないし、今も引き抜かれないわけではないです。なので、自前の選手を輸出して、そのお金でヨーロッパのベテラン買ったり、設備を充実させてユースを強くしたり、借金返したりするほうがいいと思います。ただし、買い叩かれるのはもうやめましょう。買い叩かれるのは育成と契約の問題なのでここでは考えませんが…

②ACLに参加できる場合

 Jリーグが現行のままだと、ACLを勝ち進んだ時に、新チームで決勝トーナメントに臨まないといけなくなります。秋春制にした場合、コンディション的なメリットは薄いでしょうが、同じチームのままトーナメントに臨めるのは大きいんではないでしょうか。

デメリット

①別にコンディションに良い訳ではない

 秋春制とはいいながら、実態は夏夏制です。亀岡になってから多少はマシにはなりましたが、京都の夏はバカみたいに蒸し暑いです。興行として夏休みを外すことはできないので、結局8月に試合しないといけないのです。また、亀岡はクソ寒い上に雪が降るので、積雪で延期になることもあり得ます。寒いと観客数も減りますし。要は、秋春制になるからと言って、コンディションがよくなったりパフォーマンスが上がったりすることはないということです。

②貧乏くじを引かされる恐れがある

 豪雪地帯は3月までホームで試合できないので、どこかでホームゲームが偏ります。それはいいんですが、その分、雪が降らないチームはどこかでアウェーが偏る可能性があります。もしそれが8月だったら?どれだけ売り上げが下がるんでしょうか。8月の京都で試合しなくてもいいのはメリットですが、夏休みにホームで試合できないのは大きなデメリットです。
 まあ、実際やってみたら8月は偏らないということもあり得るので、杞憂に終わればそれでもいいですが。

③過密日程

・シーズン間(6‐7月)にオフがだいたい1か月しかなく、チームを大きく変えようと思ったら休んでるヒマがないこと
・上記のオフは現行のカレンダーには存在しないものであり、この期間の4試合分をどこかに追加しないといけないこと
・ウィンターブレイクは現行オフシーズンに比べて1or2週短くなることが想定されること
・そのころにはJ1は20チーム制になっており、追加の4試合を戦わないといけないこと
 つまり、たいして休めないオフシーズンを避けながら、今年は考えなくてもいい8試合をシーズンに入れ込まないといけません。きつくないですかね…
 僕はシーズンオフは2か月でも短いと思っているので、選手がかわいそうだと思います。というか今でもそう思ってます。

総じて

 サンガとしては、室内練習場が必要になったりするわけではなく、積雪の可能性も低く、雪国ほど切実に訴えないといけないこともありません。新卒選手のシーズン中加入も、そこまで大事とは思えません。3月卒業・入団として、シーズンオフ()はすぐそこなので、そこからチームにフィットさせていけばいいだけでしょう。
 しかし、いままで見てきた通り、京都にとってもメリットが薄すぎるので、犠牲を払いながらわざわざ移行する意味を見いだせないというのが正直なところです。よって秋春制は反対!以上!閉廷!!

結論

田嶋アウト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?