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第8回 ベッドの横に立つ貴方

息抜きにちょっと書かせていただく

以前の記事で僕はオカルトが好きという話をした。
なにせ答えのわからんものだからね、興味がそそられて仕方がない。
とはいえ、お話として楽しんでいるのがほとんどで、例えばホラーが平気かというとそうでもない。

ホラーゲームは大体叫ぶし、ホラー映画も縮こまっている。
でも好き(アホかな?)

たびたび記事に出している我が師は、いわゆる「見える人」なので知り合ってから不思議なことが起きたりもした。影響はあるらしい。


僕は日本人形が少し苦手だ。

人形そのものは可愛いと思えるんだけど、以前に日本人形と同じ髪型の上司がいて大分いじめられたのだ。
その上司は様々なトラブルの果てに職場を去ったのだが、一年くらい経ってから職場に電話があった。僕を名指しで呼んだらしい。

僕「もしもし?」
元上司「死ね」

ブツッ。。。ツーツーツー

人からストレートに殺意を向けられるなんて初めてだった。
それから余計に苦手意識というものは大きくなったように思う。

師父「殺意向けられるなんてよかったねぇ」
僕「なんで!ショックはショックなんですけど!」
師父「拳法家なんて殺意向けられて一人前だよ(ニヤニヤ)」

うるさいわ!!!なにわろてんねん!


そんな事があってからしばらくしたある日のこと

日々の業務に追われ、正直そんなことがあった事自体を忘れかけていた。
疲れて家に戻り、食事もほどほどに寝る準備をしてベッドに潜る。

あー、明日も朝早いんだよなぁ…少しでも疲れが取れるといいけど。
すやぁ(´-ω-`)

・・・・
む。むむむ。

なんだか異様な気配がする…
時計を見る。なぜか首しか動かない。
寝ようとした時から2時間ほどしか経っていない。
眠い。だが違和感に近いくらいの気配がすぐそこにある。

寝ているベッドの右側。
白装束の髪の長い女が僕を見下ろしている。
随分と恨めしそうにこちらを見ている。

あー、こんなありきたりな話みたいなことあるんだな。
いやに冷静な自分がいた。でも、そういってられるのもそこまで。
女は首を絞めようとしているのかこちらに手を伸ばしてくる。

あ、これ洒落にならん。
直感的にそう思ったものの、体が動かな…

いや動くわ。


オラァ!!!

確かな手ごたえを感じた。
ひっくり返って倒れる白装束。


なんだ、殴れるのか


そう思った僕は気が付くと朝を迎えていた。
この日から、僕は日本人形への苦手意識はだいぶ薄まったように思う。

~完~

みんなは大人だからわかったと思うけど、これはフィクションです。
そう、フィクション(1割)です。


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